貯水槽清掃はリピート率97%と圧倒的な支持を得る貯水槽清掃のプロへ

受水槽の天板が凹んでました。

受水槽の定期清掃に小学校へ伺っております。

まず清掃消毒を・・・って事で天板に登って異常な光景を目にします。

天板が凹んで水溜りが出来ています・・・(汗

内部からの状況を見てみましょう。(なかなか見れない光景ですよ)

見事なクラック(亀裂)の入りようです。

さて原因ですが・・・色々と考えられます。

① 急激な水圧の変化

② 通気管の詰まりなど

③ 子供の悪戯???

多い事例では通気管の目詰まりで凹む事があるんですが今回は違いました。

天井部に水溜りによる汚れもあるし結構な前からかも知れません。

さて、清掃後に緊急オペ(補修)を行います(笑)

まずは凹みを戻すのですが、ポイントを探し丁寧に戻さないと破壊するので

慎重に・・・

       施工後

FRP樹脂ライニングでガッチリ補強してコーティングにて劣化を防止して作業終了です。

今回は部分補修ですが、来期の予算で全体補修をするとの事です。

天板の脱落など大きい被害になる前に補修・・・これって大事ですよね。

仮設受水槽が味方になります。

今日の早朝の気温は-2℃・・・ とても寒いです。

乾燥している時期なのでノロウイルスが流行の兆しです。

私たち貯水槽の清掃、補修している立場から手洗い、うがいの励行を順守しております。

細かい事ですが当たり前の事が一番大切ですよね!

さて今回は受水槽内部を長期的に補修するなんて場合に断水を回避するにはどうしたらいいのでしょうか?

そんな事例を挙げてみたいと思います。

特に工場や老人ホームなどの施設は24時間体制で稼働・・・

断水なんて・・・出来る訳ないでしょ!!!!  当たり前ですね(汗)

しかし、補修しないとならない

そこで仮設受水槽が登場する訳です。

こちらは補修する受水槽付近に仮設受水槽を設置している風景です。

観ての通り普通のFRPパネルタンクです。

施工期間中は、この受水槽に水を貯めて供給する訳です。

施工する受水槽の給水配管を仮設給水配管で仮設受水槽へ送ります。

仮設受水槽から仮設送水配管でポンプへ送り完了です。

そして断水時間は仮設配管の繋ぎ合わせの2〜3時間程度×2回(施工時・復旧時)

これでユックリ丁寧に内部補修が出来ます。

また、仮設受水槽では容量が小さいくて間に合わないなんて事もあると思います。

そんな時は・・・・2台使います(笑)

水は出て当たり前・・・ しかし出て当たり前が出なくなった時に

本当の不便を感じます。

ここの受水槽は大きいし・・・

断水も長いんだろうとか思う前にお問合せ頂ければ一緒に解決できると思います。

消火栓用水槽の補修

今回は千葉県にある商業施設にお伺いしております。

補修するのは屋上にある消火施設用高置水槽及びポンプ室内の呼水槽です。

この消火水槽及び呼水槽は鋼板製一体物(鉄製)です。

消火水槽内部                      呼水槽内部

どうちらもサビが広がっているのでサビ防止対策の施工になります。

いつもFRP製の受水槽を補修するは柔軟性の良いFRP専用樹脂を使いますが、今回は断水を極力短くするもあり、エポキシ樹脂を使用しました。

このエポキシ樹脂ですがFRP専用樹脂と違い非常に柔軟性がありませんが、非常に硬くなるので鋼板やRCではよく使われています。

しかしこのエポキシ樹脂をFRP製に使うと柔軟性がないので収縮を繰り返すと、エポキシ樹脂が剥がれてきます。

下見調査するとFRPパネルタンク内にエポキシ樹脂ライニングしているのを見ますが、これは絶対に施工して欲しくないと思います。

さて、施行に入りますがサビを落して行きます。

サンダーで丁寧にサビを除去していきます。

そして専用サビ止めコートします。

ここでピンホールを出すと再度サビの原因になるので慎重に重ねて塗ります。

乾燥後、エポキシ樹脂を数回塗布して完成です。

消火水槽施工後                          呼水槽施工後

どちらもピンホールせず綺麗に仕上がりました。

エポキシ樹脂は塗布するだけなので施工は簡単ですが、ピンホールを作ると樹脂が剥がれてくるので慎重かつ丁寧に施工しました。

これで断水時間も短くお店の方にも喜ばれました。

高さがある受水槽の注意点

今回は三菱製FRPパネルタンク2槽の補修で神奈川県に伺いました。

サイズは縦2.0m×横4.0m(2.0+2.0)高さ3.0m外部補強タイプの受水槽です。

今回は受水槽の清掃業社からの依頼でした・・・・

定期清掃中に断水しないように片側の水を抜き作業していたら、仕切板が割れてしまったとの事

では、何故割れたのでしょうか?

最大の理由は水圧です。

高さ3.0mの受水槽の水圧は経年劣化している仕切板FRPパネルでは、耐える事が出来なかった。

もちろん補強タイプが違う場合はその限りではありませんが・・・清掃の短期間作業でも注意が必要です。

さて、補修を開始します。

ここまで大きく割れてしまうと補修が大変です。

まずは綺麗に洗浄し補修部に専用パテで埋めて行きます。

更に両側からFRP樹脂+ガラスマット3プライでガッチリ補強します。

更にその周辺も補強をして再発を防止します。

見た目は綺麗とは行きませんが補強はバッチリです。

先程も言いましたが、3m以上の高さがある受水槽などは、安全の為に断水作業をお勧め致します。

ここまで破損してても補修可能です。

工場の工業用受水槽を補修に茨城県に伺ってます。

補修内容は震災により内部仕切板が傾いてしまったので復元して欲しいとの事でした。

現場確認した時に担当者の方が諦めムードで新設にした方がいいよね・・・・そんな発言をしていました。

確かに底から水が滝の様に出ているし一体型ポンプ室のFRPパネルも大きく穴が開いてしまっています。

諦めムードも理解できます。しかし弊社の技術力では補修が可能なんです。

弊社)これ、補修可能ですよ!!!

担当者)えええええっっ・・・・!!!

って事で補修見積を提出し納得価格にGOサイン!!
しかし工場の稼働時の断水は御法度って事で土曜と日曜の2日間の断水を頂き施工開始ですが流石に断水が二日ってのは無理な話ですので仮設受水槽を設置して長期内部補修&補強の開始です。
まずは傾いている仕切板を元に形に戻して行きます。

そしてFRP樹脂にて補強していきます。

また気相部のボルトにもステンレス板を入れて強固に補強します。

内部接合部にもFRP樹脂ライニングしていきます。そして内部補強と補修が完了です。続いて、外部からの補修及び補強です。

仕切板が傾く事で天井部の強度が低下していましたが元に戻った事で不安は一安心です。

が!!!経年劣化は激しくFRP樹脂で補強していきコーティングして完了です。

震災の影響は数年経ってから、突如として襲い掛かる事もあるもんですね!日頃からのメンテナンスで防げる場合も御座います。弊社の貯水槽の清掃業務は劣化などなど・・・見逃しません!!!!不安があればお問合せください。




色々と特徴のある受水槽

東京都のとある施設の受水槽の補修にお伺いしています。

この受水槽は最初は井水を貯めていたので沈砂槽が槽内に設置されています。

  
ここの場所から井水が給水され、砂などを除去した水が受水槽に送られます。

現在は市水を使用しているので、砂なども少なくとても綺麗でした。

さて、沈砂層から離れて受水槽点検口付近に移動します。

点検口の真下に水中ポンプが設置されています。


見ての通りの錆・錆・錆です。(恐)

そろそろ寿命かな・・・壊れれば即断水になりそう。

(今回は予算上の関係でポンプはそのまま)

早めの交換をお願いしました。

最初から話が脱線しましたが、今回は内部接合部の補修でお伺いしています。

タンク設置から20年以上経っているので各接合部パッキンも劣化が激しです。

漏水防止補強を兼ねた補修でバッチリ蘇りました(笑)

施工前1.JPG

皆さんの受水槽も色々な特徴があります。

これ・・・直るのかなぁ・・・悩んだら一度ご連絡くださいませ。

今回は埼玉県にある小学校の高架水槽の外部補修です。

日立製の高架水槽ですが、設置からかなりの年数が経過しているようで、ご覧のようにぼろぼろです。

左の写真の中段部分には、黒くゴミが溜まっています。

これはただのゴミではなく、天井部分のFRPから流出したガラス繊維のかたまりです。

FRPはガラス繊維と樹脂から出来ています。

紫外線や風雨によって表面の樹脂が分解されて、残ったガラス繊維が雨で流され、この部分に溜まっていったのです。

このガラス繊維にほこりなどが付着して黒く見えるのです。

溜まったガラス繊維を集めるとけっこうな量になります。

ということは、天井部分のFRPがその分だけ薄くなっている事になります。

天井部分のFRPはもともと底や側面のFRPに比べ、薄い構造になっています。

これは天井部には水圧が掛からないからです。

もともと薄いFRPがさらに薄くなったらどうなるでしょう?

ヒビや割れが起こりやすくなり、さらには天井部のパネルが裂けてくる事があります。

天井なので水漏れに直接関係のない部分です。

このためヒビや割れに気がつかない事や、気が付いても修理しない事が多くあります。

その結果、天井パネルが裂け貯水できないような状態になる事があります。

こういった事故はある日突然おこりますので、しっかりとした点検が日ごろから大切になってきます。

今回外部工事は天板の補強とコーティング、それに通気管の交換といらない配管の撤去を行いました。

見違えるようにきれいになり、また強度もグーンとアップし安心して使える貯水槽になりました。

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今回は市の建物の受水槽の補修工事です。

天井パネルを固定しているボルトナットが、錆びてしまっています。

天井部のボルトはパネルとパネルの間にパッキンを挟み込み、締め付けてあります。

パネルの凸面を上にして、貯水槽の上に水が溜まらないように設計されています。

このため貯水槽の内側にボルトがきてしまいます。

貯水槽内部の水の上には当然空気があるのですがこの空気には水道水の中に入っている塩素が気化した塩素ガスが溜まっています。

この塩素ガスは鉄などの金属を腐食させます。

特に塩素濃度が高い地域では、塩素ガスによる腐食のスピードが速く、触ると崩れ落ちるような状態になっている事もあります。

天井部のボルトやナットの腐食(サビ)は、貯水槽全体の強度の低下につながるため、早めの対策が必要です。

今回は錆びたボルトナットを表面処理してキャップを取り付けしました。

このキャップには特許を取得した特殊なものを使用しており、ボルトとナットが真空状態となるため、後で落下してしまうようなことが起こりません。

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今回は受水槽の内部ライニングです。

一見ごくごく普通の受水槽ですが、よく見るとパネルとパネルの間には白いコーキングがびっちり打ってあります。

以前、水漏れした際に水漏れ防止のためにコーキングをしたのでしょう。

今回、また同じ所から漏れてきたわけです。

実際にはコーキングで漏水を止めるのは非常に難しいです。

FRPとFRPを直接、接着させるのが難しいように、FRPとコーキングを密着させるのは難しいのです。

かなりの量のコーキングを打って、完全にパネルとパネルの接合部を埋めれば、一時的に止水する事は出来るかもしれません。

ですが大抵の場合、しばらくしてまた水漏れが起きてきます。

実際に見てみるとコーキングがべろべろに剥がれている事が多く、長期的に止水する事は難しいといえます。

結局、他の方法を探すことになるので、この方法は避けた方が無難と言えます。

あとで、FRPライニングを施行しようとした際にも、このコーキングがじゃまになり無駄な費用がかかる事にもなります。

現在、貯水槽の水漏れ対策としていろいろな方法があります。

今回のようなコーキングやエポキシ系の塗料で膜をつくる方法、FRPライニングでも表面処理でさまざまです。

サンディングと言われる傷をつける方法や密着材を使う方法などです。

しかし、いずれの工法も欠点が大きく、長期にわたり止水効果を保ち、強度を復元させる事が出来るのはFRP同士を分子レベルで結合させるしかないと考えています。

いまのところ分子結合剤を使用したFRPライニングが最高峰 の技術だと言えます。

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今回は東京都にあるホテルの高架水槽の外部補修です。

傷みが激しく天井部のFRPの強度も、著しく低下しています。

天井部は貯水槽の上に人が立てないほど劣化し、少し波打っています。

また写真中央の底面は、鉄製の架台の入っていないところが水圧で下がってきています。

屋外設置の貯水槽は紫外線や風雨などで劣化の進行が早まります。

特に高架水槽の場合には、一日中日が当たる場所に設置されている事も多く、特に劣化の進行が早いケースが多く見られます。

一体型の貯水槽は上の写真の底部分の変形にも見られるように、FRPが薄くなっています。

天井部も同様にFRPが薄いため紫外線による劣化などで変形が起こりやすい場所です。

「清掃や検査などの際に天井の上を歩いた、ら天井を踏み抜いてしまった」などの事故が多く起きています。

今回は光の水槽内への透過が見られたので、光の透過を防ぐコーティングを1層、仕上げのコーティングを2層塗りして仕上げました。

10トン未満の貯水槽は検査に入らない事が多くほったらかしになっていることも多いので気を付けてくださいね。

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今回は長野県にある中学校の受水槽の天板ライニングと外部コーティングです。

外部コーティングの前に天井部のパネルを全面ライニングを行い強度を高めます。

天井部を補強(ライニング)しないでコーティングをすることも出来るのですが、後々「天井部の強度が下がったからライニングしよう」なんて思ったときに大変です。

一度コーティングをした場所にFRPをライニングしようとしても、既設のFRPと新しいFRPの間にコーティングが挟まる事になり、密着不良を起こします。

FRPとFRPであれば当社の分子結合剤でFRP同士が一体化しますが、コーティングの上に分子結合剤を塗っても分子結合は起こらず、剥がれてしまいます。

これは貯水槽内部も同様です。

貯水槽内部に何らかの塗料やコーティング剤が塗られていても、FRPライニングした後に剥がれてくる可能性が高いといえます。

ですので塗装やコーティングをするさいは後に、補強する必要が本当にないのか?

または今、FRPライニングをしたほうが良いのではないか?

など十分に検討する必要があります。

安易に貯水槽メンテナンスの知識が乏しい人に塗装をまかせて、「あー安くてよかった」なんて喜んでいると、何年か後に取り返しのつかない状況になる可能性もあります。

FRPは直接紫外線に当たると劣化が非常に早く進行します。

このため劣化が進み、見た目が悪くなったから色を塗るのではなく、実際に劣化が進む前にしっかりとしたコーティングを施し、FRPの強度を落とさない事が大切です。

これが長い目で見た一番お金の掛からない方法であり、FRPの性能を最大限に生かす方法です。

「うちのはだいじょうぶかなー」なんて方は、お気軽にお問い合わせください。

点検、見積もりは無料です。押し売りはしませんのでご安心を(笑)。

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今回は埼玉県にある市営住宅の受水槽の内部ライニングです。

上は水漏れしている写真です。

4ヶ所から同じような水漏れがあり、常時水がポタポタたれている状態です。

水漏れの原因はパッキンの劣化です。

長年使用している間にパッキンが硬くなります。

パネルタンクは水の出入りによって水位が上下します。

この水位の上下によって内部の水圧が変化し、パネルが内外に微妙ですが動きます。

この動きにパッキンが柔らかいうちはうまく対応しますが、硬くなったパッキンは動きに対応できず、隙間が開きます。

ここから水が外にあふれだし、水漏れとなります。

もう一つの原因としてクラック(ヒビ割れ)があります。

この場合にはクラックが広がると、パネルの破裂につながりますので緊急の修理が必要です。

パッキンからの水漏れも緊急性はクラックに比べると下がりますが、水道代が無駄になるうえに水道水中の塩素によって外部の鉄部材を腐食させる原因にもなります。

また水漏れは時間が経つにつれ、漏れる水の量が増える事が多く早めに対応する事が必要です。

なかなかこの2つを見分けるのは難しいため、水漏れを見つけたらすぐに専門業者に連絡することをお勧めします。(連絡先は㈱信栄が特に良いと思われます。笑)

今回の場合はパッキンの劣化による水漏れでしたが、施工後はきっちり水漏れが止まり担当の方にも喜んでもらえました。

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今回は神奈川県にあるマンションの受水槽の内部補修です。

右の写真のようにパッキンがボロボロになっています。

このパッキンが細かくなり、飲料水中に浮遊している状況になっていました。

パッキン材は止水のために、パネルとパネルの間に挟んであります。

この貯水槽は設置から約20年ですが、パッキン材はさすがに20年もすると、このようにボロボロになり水中を浮遊するようになります。

この受水槽の使用用途が飲料水用ですので、パッキン材入りの水を飲んでしまう事にもなりかねません。

貯水槽の耐用年数が15年というのは、強度的な面ももちろんありますが、今回のケースのように消耗部材であるパッキンの限界年数という面もあります。

しょせんパッキンはゴム材なので、何十年も持つ訳がないですよね。

年数が経ったパッキンは硬くなり、ボロボロになって止水機能をなくしていきます。

ときどき「パネルの間に入っているパッキンの交換はできないの?」なんて聞かれる事があります。

実際には内部ライニングをする何倍も費用がかかります。

新品の価格に近いくらいの費用になります。

ですので、パッキン交換をする人はいません(笑)。

パッキンもすべてFRPライニングの裏に入ってしまったので、今後は今回のようにパッキン材の浮遊といったことが起きる事が無くなりました。

今回は厳しい時間配分でしたが、なんとか時間内に収める事が出来ました。

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今回は前回の続きで、同じ小学校の高架水槽の外部補修工事です。

ご覧のように鉄部はサビがひどく、明らかにまずい状態が誰にでもわかります。

ですが、高架水槽は屋上のさらに上の搭屋に設置されている為、ほとんど人目に付きません。

このようなケースは、どの地域でも、どの建物でも同じではないでしょうか?

人目に付かないだけに本当にまずい状態になるまで、ほったらかしにされ、ある日とつぜん水が使えないということにもなりかねません。

今回の場合はそのような状況にはなっていませんが、このままの状態が続くと危険です。

とくに高架水槽は屋外の一日中、日が当たる場所に設置されているケースが多いため、受水槽よりも劣化の速度が速い事がほとんどです。

また高架水槽はハトやカラスといった鳥がいる事もあり、高架水槽周辺に鳥のフンがある事もあります。

このフンには様々な病原菌やウイルスが混入しているケースもあるので要注意です。

このため強度面に加え、衛生面から見ても、年に1度の清掃の際にしっかりとした点検が必要と言えます。

上の写真は天板のライニングです。

天井もかなり劣化がすすんでいて、ベコベコな状態でした。

貯水槽の上にはとても人が乗れる状態ではありません。

天井部分を全面、FRPでライニングして、しっかりとした天板になりました。

ご覧のようにピカピカ、テカテカ(笑)になり、子供たちにも安心して供給できる高架水槽に生まれ変わりました。

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今回は小学校の高架水槽の内部ライニングです。

この高架水槽は一体型と呼ばれる貯水槽でパネルタンクのようにつなぎ目がなく、工場でこの形に生産して運んできます。

水漏れは起こりにくいのですが、FRPが薄いため、水圧によって変形したり、太陽光を水槽内に通しやすいといった面もあります。

このため補修工事では全面にFRPライニングを行います。

これによって全体のFRPの厚さが増し、一体型貯水槽の欠点を補う事が出来ます。

内部ライニングにはパネルタンクの補修方法とと同様に分子結合剤を使用し、FRP同士を分子レベルで結合させます。

PB160026.JPG

内部ライニングの仕上げの際には、あまり他業者で使用されていないトップコートを使用します。

このトップコートには、後で貼り付けたFRPの耐久性を上げる効果があり、長期間にわたり強度や止水機能を持続させる効果があります。

手間と費用がけっこう掛かるのですが、これをするとしないので、だいぶ後々に差が出ます。

こうした細かい技術の積み重ねが大切だと考え、1つ1つ慎重に施工を行っています。

今回の施工は、小学校という事もあり時間制限のある中、無事作業を終える事ができました。

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今回は静岡県にあるマンションの受水槽の内部補強工事です。

水漏れが起きていたため水漏れの対策と、受水槽が20年以上経過しているため、受水槽全体の補強が目的です。

今回はパネルタンクのため、上の写真の接合部ライニングと下の写真の補修です。

この貯水槽のように高さが2.5m以上あるものは水圧の負荷に要注意です。

高さが高いとその分内部の水圧が高くなります。

この水圧でパネルの動きが大きくなり、水漏れや破裂の原因をつくる事になります。

故障が起きる原因はさまざまですが、定期的な点検と早めの補修が大切になります。

受水槽の下に取り付けられている金具がボロボロになっています。

これは貯水槽の内部補強材を鉄製の架台と接続するための金具です。

地震対策のために受水槽を固定しています。

これが腐食し、外れかけてしまっています。

写真以外の箇所も同様にボロボロになっています。

ボロボロの金具を外して、新たに金具を溶接し、腐食防止の塗装を施して作業完了です。

地震にも負けない強い貯水槽に生まれ変わりました。

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今回は埼玉県の草加市にある工場の高架水槽の通気管交換です。

貯水槽内部の水位が水の出入りによって上下すると、水槽内の上の方にある空気も減ったり、増えたりします。

このときに空気の通り道となるのが通気管です。

水槽の大きさによって、通気管の大きさや数が違ってきます。

虫などが通気管から水槽内に入るのを防ぐのに取り付けられている網が破れています。

上の左の写真では仮補修として網があぶせてあります。

仮補修として網をかぶせるのは良いのですが、通気管はプラスチック製と網とで出来ていて、付け根の部分にはパッキン材が取り付けられています。

あまり強度のあるものではなく、消耗品と言える部材ですので交換が望ましいと言えます。

次の写真はマンションの高架水槽の通気管ですが、なんと上に付いていた笠が取れてしまっています。

小さい虫が入るとかなんとかって言う次元ではありません。

ネズミなんかも簡単には入れてしまいます。

雨もざぶざぶ入ります。

本来なら笠が取れてしまう前に交換する事が必要があり、このような状態が1日でも起きないような管理が衛生上大切です。

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今回はマンションの高架水槽の内部補強工事です。

日立製のパネルタンクで、水漏れは特にありませんが、補強のために内部のライニングを行いました。

大きさはさまざまですが、四角いパネルを組み合わせてボルト締めする貯水槽をパネルタンクと言います。

パネルタンクの内部補強の場合、通常はパネル接合部と呼ばれるパネルとパネルのつなぎ目をFRPライニングします。

パネルタンクは一体型と比べFRPが厚く変形などが起こりにくいのですが、ボルト止めしてあるパネル接合部から水漏れが起きたり、水圧の負荷もこの接合部に掛かりやすく、パネルの割れなども起こりやすい部位だからです。

このためパネルタンクの弱点はパネルの接合部だと言えます。

パネルタンクの不具合は、この接合部付近の場合が特に多く見られます。

このパネル接合部をFRPライニングによって補強することによって、パネルタンクの弱点を解消し、さらに貯水槽全体の強度を上げることになります。

ただし、それにはしっかりとした技術と使用材料の良し悪しが大きくかかわってきます。

パネル接合部のFRPライニングを同じようにしても、技術が稚拙だったり、分子結合剤を使用しないような工法で施工しても、5年後に剥がれが起きてくるような施工であれば全く意味の無いものになってしまいます。

水漏れは起こっていないが、耐用年数の15年が過ぎている場合など多くみかけます。

日々劣化は進んでいるので、早めの点検がおススメです。

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今回は山梨県にある小学校の高架水槽です。

水槽内部にあるハシゴを取り付けてある金具が、錆びて崩れ落ちそうになっています。

水槽内の上部は気層部と呼ばれ、水道水の中に含まれる塩素が気化した、塩素ガスが充満しています。

塩素ガスは写真のように鉄部材を錆びさせ、ぼろぼろにしてしまいます。

ハシゴに人が登った際にこの取り付け金具が壊れたら、底まで転落し重大な事故につながる可能性があります。

ちょっとした部材ですが、しっかりした点検や交換の技術が必要になってきます。

貯水槽内の気層部には、このような部材のほかにもボルトナットや補強材など鉄部材が多く使われています。

今回のハシゴの取り付け金具と同様に、しっかりとした点検と修理をしないと、貯水槽全体の強度低下を引き起こし、貯水槽の破裂などの原因を作ってしまいます。

1年に1度の貯水槽の清掃は唯一、貯水槽内部に入って点検できる機会です。

しっかりとした知識と技術を持った専門業者に、貯水槽清掃をまかせましょう。

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今回はマンホールパッキンの交換です。

最初は公共の建物の受水槽です。

左は交換前の写真です。

カンバンがじゃまで見にくいのですが、白いスポンジ状のパッキンがボロボロになっています。

触るとぽろぽろと崩れ落ちる感じで、貯水槽の内部にも破片が落ちていました。

マンホールのパッキンはマンホール(穴が開いて立ち上がっているところ)とフタの隙間を埋めるために付いています。

これがないと小さな虫や、ゴミが貯めている水の中に入る事になります。

飲料水でなければいいのですが、飲料水用の貯水槽の場合には要注意です。

実際に、貯水槽の内部にムカデやゴキブリ、クモなどなどを見かける事があります。

また土ぼこりや、その他のゴミなどは風が吹くとマンホールパッキンに隙間があると水槽内に入る事は、簡単に想像が出来ます。

2つ目は高等学校の高架水槽です。

上の写真2枚は交換前、下の写真2枚は交換後です。

パッキンが硬くなり、マンホールとフタの間に隙間が出来やすくなっています。

またフタの付け根付近はパッキンが縮んで隙間ができています。

特に風通しが良いに設置されている貯水槽や、反対にじめじめして虫が多い所に設置された貯水槽は要注意です。

マンホールパッキンは消耗品です。

定期的な点検と交換が必ず必要です。

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