今回は前回の続きで、同じ小学校の高架水槽の外部補修工事です。
ご覧のように鉄部はサビがひどく、明らかにまずい状態が誰にでもわかります。
ですが、高架水槽は屋上のさらに上の搭屋に設置されている為、ほとんど人目に付きません。
このようなケースは、どの地域でも、どの建物でも同じではないでしょうか?
人目に付かないだけに本当にまずい状態になるまで、ほったらかしにされ、ある日とつぜん水が使えないということにもなりかねません。
今回の場合はそのような状況にはなっていませんが、このままの状態が続くと危険です。
とくに高架水槽は屋外の一日中、日が当たる場所に設置されているケースが多いため、受水槽よりも劣化の速度が速い事がほとんどです。
また高架水槽はハトやカラスといった鳥がいる事もあり、高架水槽周辺に鳥のフンがある事もあります。
このフンには様々な病原菌やウイルスが混入しているケースもあるので要注意です。
このため強度面に加え、衛生面から見ても、年に1度の清掃の際にしっかりとした点検が必要と言えます。
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上の写真は天板のライニングです。
天井もかなり劣化がすすんでいて、ベコベコな状態でした。
貯水槽の上にはとても人が乗れる状態ではありません。
天井部分を全面、FRPでライニングして、しっかりとした天板になりました。