貯水槽清掃はリピート率97%と圧倒的な支持を得る貯水槽清掃のプロへ

 受水槽2基の劣化を診断するために小学校にうかがいました。

学校は春休み中で静かなものです。

この日は天気が下り坂。午後からは風と雨が強まるという天気予報です。

受水槽の天板ボルトの錆とマンホールパッキンが劣化しているとの依頼内容です。

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20トンのパネルタンク(奥)と25トンの一体物水槽(手前)です。

塗装がされているため、ぱっと見はきれいですが、なんと製造年は1979年です。

製造から33年が経過しています。(ビックリ!!)

よく今まで水漏れしなかったと感心します。

ただよく見ると至るところに劣化がみられ危ない臭いがプンプンしています。

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パネルタンクは依頼があった天井部ボルトの腐食防止のために、防錆キャップの取り付けと

大きくクラック(ひび)の入ったマンホールハッチの交換。

それに水漏れの予防と、水槽全体の強度復元のために内部ライニングが必要です。

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25トンの一体型のほうも水漏れは幸いないものの、状態は非常に悪くこちらも早めの補強が必要です。

左の写真は天井の外側ですが、大きく波打っているのがわかります。

紫外線などで天井の強度が大きく低下した結果、このような現象が現れます。

天井部のFRPの割れなどが起こりやすく危険な状態です。

中央の写真ですが、写真ではちょっとわかりにくいのですが、細い柱と柱の間が内部からの水圧によって膨らんでいます。

いずれこの柱の脇が割れて水漏れしてきます

今回は内部のライニング、天井のライニング、外部コーティング、マンホールパッキンの交換が必要です。

風がだんだん強くなる中、どうにか雨が降る前に下見を終えることができました。

貯水槽が劣化してきたなと、お客様自身が気が付くケースは外観のサビやパネルの汚れです。

残念なことに外観のサビやパネルの汚れで

「貯水槽が劣化してきたからそろそろ補強しとこうか」

なんて事にはなりません。

貯水槽自体、何のための設備か知らない人も多いはずです。

実際に水漏れが起きたり、水が使えなくなったりと、

なんらかの問題が起こらないかぎり修理することはありません。 


ですが、実際に水が使えなくなったり、飲料水が汚染されてからでは遅いのです

私たちプロの目から見ると、必ずそんな事故の前には劣化現象が現れる事がわかります。

貯水槽にはFRP、鉄、コンクリート、ゴム材など、さまざまな材質の部材が組み合わされ出来ています。

それぞれに劣化の現象が現れ、いつか水を貯める事が出来ない状態になります。


その劣化現象に早く気づき対処する事が、15年と言われる貯水槽の耐用年数を大きく延長するひみつです。

私たちは貯水槽の清掃、点検、修理、などを通じて、そんな事故を事故を少しでも減らしたいと考え、貯水槽に係わる仕事をしています。

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●良くある貯水槽劣化の現象

<鉄部材の劣化>

貯水槽の劣化の一番わかりやすい劣化現象が鉄部材のサビです。

鉄の部材は架台、補強部材、ボルトナット、ハシゴなどに使われています。

特に多くサビが見られるのは、水槽の下で重さを支えている架台や、水槽内部で天井のパネルを結合するのに使われているボルトナットです。

鉄部材は貯水槽全体の支えとして使われる事が多くサビが進むと水槽全体の強度低下につながる事が多い部材です。

<FRPの劣化>

FRPは樹脂とガラス繊維から出来ています。

紫外線や風雨によって表面の樹脂が分解されると、中に入っていたガラス繊維が表面に出てきます。

樹脂の分解がさらに続くとFRPがだんだん薄くなりヒビや破裂の原因となります。

ヒビの入った位置が水面より下であれば水漏れにもつながります。

<パッキンの劣化>

パネルタンクと言われる、パネルとパネルを組み合わてボルト締めした貯水槽には、止水のためにパッキンが使われています。

このパッキンも長年使用しているうちに劣化して硬くなり、パッキンとしての機能が低下してきます。

このパッキンはボロボロになって水中に浮遊したり、水漏れが起きる原因となります。

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