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今回は埼玉県にある小学校の高架水槽の外部補修です。

日立製の高架水槽ですが、設置からかなりの年数が経過しているようで、ご覧のようにぼろぼろです。

左の写真の中段部分には、黒くゴミが溜まっています。

これはただのゴミではなく、天井部分のFRPから流出したガラス繊維のかたまりです。

FRPはガラス繊維と樹脂から出来ています。

紫外線や風雨によって表面の樹脂が分解されて、残ったガラス繊維が雨で流され、この部分に溜まっていったのです。

このガラス繊維にほこりなどが付着して黒く見えるのです。

溜まったガラス繊維を集めるとけっこうな量になります。

ということは、天井部分のFRPがその分だけ薄くなっている事になります。

天井部分のFRPはもともと底や側面のFRPに比べ、薄い構造になっています。

これは天井部には水圧が掛からないからです。

もともと薄いFRPがさらに薄くなったらどうなるでしょう?

ヒビや割れが起こりやすくなり、さらには天井部のパネルが裂けてくる事があります。

天井なので水漏れに直接関係のない部分です。

このためヒビや割れに気がつかない事や、気が付いても修理しない事が多くあります。

その結果、天井パネルが裂け貯水できないような状態になる事があります。

こういった事故はある日突然おこりますので、しっかりとした点検が日ごろから大切になってきます。

今回外部工事は天板の補強とコーティング、それに通気管の交換といらない配管の撤去を行いました。

見違えるようにきれいになり、また強度もグーンとアップし安心して使える貯水槽になりました。

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