貯水槽清掃はリピート率97%と圧倒的な支持を得る貯水槽清掃のプロへ

緊急!天井パネルが裂けています。

今回はホテルの高架水槽の補修です。

僕が伺った時には、天井のパネルが裂けて穴が開いている状態でした。

水漏れがひどく、天井パネルが壊れている方の水槽には、水を貯めることもできません。

R0011071.JPG

発注を待っている間に、鉄製のオーバーフロー管が倒れてきて、パネルが割れてしまって…。

ここまで壊れると、もうどうにもなりません。

冗談です、なんとかします。

天板にはすぐれものの、ステーを入れて、しっかりと引っ張って開きを止めます。

オーバーフロー管は軽い塩ビ製のものに交換です。

内部は特許技術の無溶剤ライニング で、断水なしで止水します

外側からも、天板とオーバー管のパネルを、無溶剤型樹脂ライニングで補強します。

仕上げはセラミックコーティングでトップコートして完成です。

あっ  他にボルト交換もしてました(笑)。

今回の原因は天井ボルトの錆が進んでしまった事です。

三菱製のパネルタンクですが、こんな風になるともうボルトの意味が無くなってきます。

この写真を見てピンときた方は、すぐに110番を(笑)  

ではなく、修理をしましょう。

とくに今回のように三菱製の古いタンクは、このようになっていることが多いので注意してください。

収縮が起きないライニング(地下埋設式タンク)

今回は一体型と呼ばれる、つなぎ目のないタンクの補修です。

神奈川県の相模原市に来ています。

水漏れを起こしているのですが、地下に埋まっているタンクのため、どこから漏れているのか判断が難しく、老朽化もしているので、全面ライニングとなります。

飲料用タンクですので、長期間の断水は出来ませんが、そこはクイックライニングの出番です。

最低限の断水で、安全に臭いも出さずに、施工を終わらせます。

円筒形のタンクが横になっていて、中央上部にマンホールがあり、まるで潜水艦のような構造です。

ご覧のようにびっくりするくらいきれいになりましたが、もちろん水漏れはバッチリ止まってます。

さらにタンク全体の強度も飛躍的に上げっています。

一般的に行われているポリエステル樹脂ライニングは収縮が起きるので、積層したライニング層が施工後に収縮して、躯体から剥がれてしまうトラブルが非常に多く起きています。

ポリエステル樹脂の場合、1〜3%収縮しますので、今回のような8mもある長いタンクの場合、8〜24cmも縮んでしまうことになります。

対策として区切って施工することで、縮む幅は狭く出来ますが、施工期間が長くなり費用が多くかかってしまいます。

もちろん当社のクイックライニングは収縮が一体起きない樹脂を採用していますので、躯体からライニング層が剥がれることなく、強度を維持し続けます。

現在は飲料用の埋設型タンクは減ってきていますが、飲料用以外の排水タンクや井水タンクなども修理できますのでご連絡ください。

高架水槽の補強工事

最近は高架水槽の補修や補強についての、お問い合わせが非常に多いです。

最近では受水槽や高架水槽を使わない、直結増圧給水工事を行うビルが増えてきていますが、費用の面で断念するケースや、配管の強度の面で高架水槽を残す場合も多くみられます。

建物が建ってから、30年以上たつと当然配管も老朽化します。

高架水槽を使って重力で水を送る方式から、ポンプで強制的に最上階まで上がる水圧をかける事になります。

この時に配管が水圧に耐えられない可能性がある場合などは、高架水槽を残して受水槽だけを無くす方法をとります。

こういった場合などは、高架水槽は古いまま使い続けることになるので、補強のお問い合わせをいただいたりします。

地震の際なんかには水槽に入っている水が、命綱なんで心配ではあるんですが…。

さて今回は東京都の新宿区にお邪魔してます。

コンクリート製の受水槽はなくして、高架水槽を補強して長く使いたいとのオーナーさんの意向です。

佐山製作所のパネルタンクです。

関東では結構シェアを持っていたので、いまだに多く残っています。

またパネルの作りもしっかりしているので、補修すればまだまだ使えるという事が多いです。

ただ、マンホールの内蓋のひび割れと、施錠金具の破損等が多いですね。

交換もできますので、お問い合わせください。

今回も、無溶剤の樹脂を使ったライニングを行ったので、8時間程度の断水で臭いもなく強い高架水槽になりました。

受水槽や高架水槽に使われているFRP表面には、新品の時にはゲルコート樹脂といわれるトップコート樹脂が塗られています。

特に佐山製作所や一部のメーカーの一体型といわれる水槽に、ゲルコート樹脂の剥がれが見られます。

これが結構くせもので、一部分から少しずつ、剥がれてどんどん広がっていってしまいます。

ちなみに佐山製作所のポンプとセットになった、一体型受水槽はこんな感じの水槽です。

内部はこんな感じで、剥がれが起きています。

普通の補修業者だとポリエステル樹脂を使った、内部全面FRPライニングを進めてくると思います。

ただし、非常にニオイのリスクが高い(当日に水を張るとほぼ必ず臭う)のと、結構手間がかかるので、金額的にも悩んでしまうような金額になってきます。

当社でも、昔はポリエステル樹脂を使った、FRPライニングをさんざんしてきましたので、この場合のリスクは本当によくわかっています。

どんなに気を付けて、段取り良く、早い作業をしても、水槽内に有機溶剤たっぷりの樹脂を全面にライニングしていったら、数時間で有機溶剤がすべて揮発するわけもなく、水に溶剤集が移ってしまいます

現在では無溶剤型のゲルコート樹脂の塗り替えという手法で補修しますので安全にもちろん1日断水で作業を終えることができます。(ほとんどこの手法を行える業者はいません。)

パネルの疲労が激しい場合などのときは、同時に補強もできますのでご相談ください。

今回も無事、補修が終わり、においのない水を送れるようになりました。

コンクリート製受水槽でお困りの方へ

コンクリート製受水槽の補修工法。

コンクリート製受水槽の数はかなり減ってきていますが、古くなってきた受水槽の直圧工事や新しい受水槽への入れ替えには、費用面と設置場所などの問題で、難しいという方も結構います。

かといって従来のFRPライニング工事も意外に費用も工期もかかります

工期が長くなれば当然、仮設受水槽も設置しなければいけません。

仮設受水槽を設置すれば、その分の費用も当然プラスになってきます。

では、なぜ従来のFRPライニング工法では、工期が長くなるのか?

簡単に言うと樹脂の問題です

従来のFRPライニングではポリエステル樹脂を使います。

このポリエステル樹脂が、溶剤をたくさん含んでいるので、しっかりと硬化させて、内部の溶剤分を飛ばすのに時間がかかるのです。

当社では無溶剤の樹脂を使ってライニングしていきますので、早い!

新開発した樹脂が従来工法のように剥がれが起こらず強い!

工期が短いので仮設受水槽が要らず、安い!

もちろん、無溶剤型の樹脂を使っていきますので安全!!

施工時間は大きさや気温、湿度にもよりますが、24時間程度です。

東京都、神奈川県、埼玉県、他 関東エリアのお客様も大丈夫です。

お気軽にメール、お電話でご相談ください。

経験の豊富さで補修する技術

千葉県市川市へお伺いしています。

今回の事例ですが、ドレン取出し口付近のFRPが取れてしまい、別の場所へドレンを移動したが漏水が発生したとの事です。

弊社が伺う前に別の業者様が奮闘してFRPライニングなどを行っても駄目だったみたいなので

弊社を頼って頂きました。

それでは内部を観ていきます。

赤丸印の二か所が補修した跡です。

センターが元のドレン箇所(FRPで埋めています。)

穴が開いてる箇所が新しいドレンです。

外側はどうなってるのでしょうか?

新しく作ったドレン管です。

パテなどで埋めてます。(漏水してるので再度色々と試した痕跡があります)

ここで前回施工した業者様とお話しが出来たので色々と対策が見えていました。

そこで弊社が考えて方法は元の場所に再度ドレンを構築する案です。

これには条件があるのですが!

ドレン部FRP破損して取れた欠片はある事!

これが一番重要になります。

そして欠片は存在しているとの事なので・・・作業を始めていきます。

作業工程は

①ここまで直した施工部を綺麗に切除(下地処理)

②新しく作ったドレンを埋める

③破損した欠片を元に戻すライニング

④ドレンの取付

それではどんな風に作業をしたか観ていきましょう!

プライマーが効いていないので簡単に施工した箇所が復元出来ました。

新しく作ったドレン箇所は切除しました。

ここで破片を元に戻しパテ埋めをします。

底なので水圧を考慮して厚めにFRPを構築

ドレンフランジを取付ける穴を開けてます。

外部もFRPにてシッカリと補修して完成です。

なかなか別の場所にドレンを取るのは構造上、難しいです。

どうしても取るなら漏水がしない箇所を選定しないとこのように漏水してしまいます。

破損した破片などは出来るだけ保管しておくと補修費などは抑えられます!

悩まずにご相談くださいませ。

古い貯水槽などは部品がありません。

小田原市へ伺っています。

今回の現場は高架水槽の点検口(マンホールハッチ)の根元が折れ

脱落した際に蓋に亀裂が入ったと連絡があり訪問致しました。

蓋を取付けてるヒンジ金具が劣化で折れてしまって脱落したのが原因です。

根元が折れてしまってます。

まずは蓋を新品に交換するか、補修するかになりますが、純正品は市場にはありませんので補修する方向性になります。

蓋を取外しゴミが入らない様に点検口にはビニール養生をして、会社倉庫へ持ち帰ります。

表と裏に亀裂があります。

FRPライニングを表と裏に2プライづつ積層し最後に劣化防止コーティングを外側だけ塗布して完成!

                       完成!

蓋の補修は終わりましたので現場に行き取付ける必要があります。

早速現場へ向かいます。

壊れたヒンジを交換して取付けていきます。

ヒンジ部品 

ヒンジ取付中

                    マンホールパッキン
                       完成

蓋の裏側は亀裂の跡が透明なので見えていますが、シッカリとFRPで補修されています

本当は綺麗に塗装するのがいいのですが、水質適合品を使うとコストの問題で今回は

そのままに・・・・

この様にタンクメーカーでも最近は部品が無い物なども多く補修しないといけない場合もあります。

悩む前にご相談くださいませ。

トップコート樹脂の塗り直し

受水槽や高架水槽に使われているFRP表面には、新品の時にはゲルコート樹脂といわれるトップコート樹脂が塗られています。

特に荏原製作所や一部のメーカーの一体型といわれる水槽に、ゲルコート樹脂の剥がれが見られます。

これが結構くせもので、一部分から少しずつ、剥がれてどんどん広がっていってしまいます。

ちなみに荏原製作所のポンプとセットになった、一体型受水槽はこんな感じの水槽です。

ittaigata653.JPG

内部はこんな感じで、剥がれが起きています。

ittaigat654.JPG

普通の補修業者だとポリエステル樹脂を使った、内部全面FRPライニングを進めてくると思います。

ただし、非常にニオイのリスクが高い(当日に水を張るとほぼ必ず臭う)のと、結構手間がかかるので、金額的にも悩んでしまうような金額になってきます。

当社でも、昔はポリエステル樹脂を使った、FRPライニングをさんざんしてきましたので、この場合のリスクは本当によくわかっています。

どんなに気を付けて、段取り良く、早い作業をしても、水槽内に有機溶剤たっぷりの樹脂を全面にライニングしていったら、数時間で有機溶剤がすべて揮発するわけもなく、水に溶剤集が移ってしまいます

現在では無溶剤型のゲルコート樹脂の塗り替えという手法で補修しますので安全にもちろん1日断水で作業を終えることができます。(ほとんどこの手法を行える業者はいません。)

ittaigata656.JPG

パネルの疲労が激しい場合などのときは、同時に補強もできますのでご相談ください。

意外と簡単に直せる事例(ドレン編)

東京都練馬区へお伺いしております。

こちらの施設は屋上に高架水槽が2基あります。

その内の1基がドレンバルブよりサビの腐食が原因で折れてしまっています。

これでは水が貯めれません。

幸い2基あったので長期断水は回避できました。

しかし根元から腐食しているので既存の取出し口は外さないと使えません。

しかし取出し口のネジ山も腐食により回らないと業者が言ったそうです。

こうなると、一般的な設備屋さんでは作業不能になってしまいます。

そこで弊社を頼って頂きました。

今回の場合の施工内容は

①外れない取出し口はFRPで埋めてしまいます。

②底面のフラットな箇所に新しいドレンを作る。

これで貯水槽は使えるようになります。

それでは内部から補修を始めます。

この取出し口が外れないのでFRPでライニングします。

こちらがFRPで埋めた後です(水圧も考慮して厚くしました)

これで取出し口の処理は終わりました。

今度は新しくドレンを作らないといけません。

取出し口ではなくフランジを取付ます。(穴開け最中)

今回は何故フランジにしたのかと言いますと、最近の取出し口のパッキンが弱く漏水の原因が

有るからです。

フランジを取付バルブを付けて完成しました。

この様にFRPで外れない箇所を埋めてしまうのも一つ手段です。

これは入替かなぁ・・・ そう考える前に相談してください。

現場調査・診断は無料です。

凹んだFRP天井部の補修

とある公共施設に伺っています。

今回は天井部が凹んでしまった受水槽で三菱製FRPパネルタンクです。

さてどんな風になってしまったのか・・・

 逆に凹んでいます。          内部から見ると

ここに雨水が溜まり不衛生です また亀裂も入っていますので内部に雨水が侵入なんで事も

十分な考えられます。

では何故この様に凹んでしまうのでしょうか?

それは槽内な溜まった水を送り込む時に空気を槽内へ吸い込む事ができず槽内気圧が少なくなり

内側に引っ張る圧力が掛かったからです。

通常はシッカリと通気が行われてるので問題ありませんが

何かの原因で通気管が塞がれたり、オーバーフロー管が詰まったりで

起こる恐れがあります。

それでは、凹んだFRPを補修していきます。

まずは、凹んだFRPを元に戻します。

あまり大きな力を掛けると大きく破損してしまいますし、慎重すぎると硬くて戻りません。

凹みが戻りましたら外部と内部からFRP樹脂ライニングを行います。

外部から  

                      内部から

これで補強されたので、また凹む事はありません。

外部は劣化防止コーティングを行い再構築したFRPを守ります。

                 施工後 綺麗に仕上がりました。

最新の貯水槽補修工法

まったく新しい貯水槽の補修工法を研究していました。

ようやくインターネットでも公開できるようになりました(長かった…)。

何が新しいのかというと第1に安全。第2に早い。第3に強い。

いままでの貯水槽補修の欠点をすべて解決ています。

なおかつ、価格は半額!!とかなれば最高なんでしょうけど、すみません。

現段階では、従来工法と同じ位か、ちょこっと安い程度です。

新しい工法の説明をする前に、まずは従来工法について説明しないと、さっぱり何が変わったのか分からないと思いますので、その辺からいきますね。

ちなみに、パネルタンクの補修方法です。

パネルタンクにはパネルとパネルのつなぎ目があります。

そのつなぎ目にポリエステル樹脂とガラスマット(合わせたものがFRP)を貼り付けていきます。

これが接合部FRPライニングになります。

これが、大変くさい!!

ポリエステル樹脂の中に溶剤(シンナーのようなもの)がたっぷり入っていまして(50%程度)作業中もくさいし、場合によっては飲料水が溶剤くさくなってしまうことも

作業後にしっかりと時間を取れれば(数日間)、ほとんど問題が起こることはないのですが、実際の現場では、何日も断水していられないケースがほとんどですから…。

あと大きな問題としては、施工後の剥がれや、劣化の問題です。

剥がれるのは、プライマーの有無(プライマーを使わないサンディング工法もあります)や、プライマーの性能に大きく左右されるのですが、いずれにしてもポリエステル樹脂自体、密着性が悪い物質ですので、限界があります。(剥がれがほとんど起こらないプライマーもあります。)

また劣化についても、トップコートの有無やトップコートの性能に左右されますが、ポリエステル樹脂自体が劣化のスピードが早い樹脂です。

ということは…  「ポリエステル樹脂がダメなんじゃん!」

そうなんです。 …ポリエステル樹脂がダメなんです。

現在、貯水槽の補修をしている会社のほとんどで、ポリエステル樹脂を使ってライニングを行っています。

大きな声では言えませんが、だから、この業界はトラブルが多いんです。

くさい。剥がれる。劣化が早い…。

長くなりそうなので、その2につづきます。

原因を消去法突き止める

埼玉県のとあるマンションへ伺っています。

伺った理由は水道から濁った水が出てくるとの相談です。

よくよく話を聞いていくと・・・

そんな症状が起こる時は雨の日と翌日

また大雨の時に発生するらしい・・・

そこで水道関係を色々調べていきます。

それではこちらのマンション水道関係を載せていきます。

① RC(コンクリート)製 埋設受水槽がマンション下に存在する。

② もともとは高架水槽が存在したが直圧式にポンプユニット交換し高架水槽を撤去した。

③ RC水槽近くの外に手洗い場があり、排水管が近くにある。

そんな感じでロケーションの確認をしていきます。

それでは受水槽から調べていきます。

この日は雨でもなく受水槽内部に汚れなどは見当たらない

そこで高架水槽の跡地を確認に屋上・・・

なんとそこにはプールが存在していた(汗

鉄骨が見えますがこの上に高架水槽が元々あったとの事です。

排水口があるのですが雑草の根で塞いでしまって雨水が逃げる事が出来ず

プールを作っていました。

また、この下に建物シャフトがあり位置関係を調べると受水槽が真下にある感じです。

電気関係のパイプや受水槽からの送水パイプも剥き出しになっていますので

大雨になるとプールの水量が増えて受水槽へ侵入してると判断出来ました。

そこで受水槽を断水して中を見る必要性が発生しました。

天井をみるとシャフト開口部が剥き出しであります。

これって・・・構造上の設計ミスでしょ??

そんな風にも思えるショッキングな状態に絶句

今回の水道から出る水は屋上の水溜りが水量を増すとシャフト開口部を伝い受水槽内へ

あの水が入ってきてる・・・恐ろしい

そこでRC内部を完全に密封する必要性が出ました。

入居者の方々に安全な水を提供しないと行けません。

そこでピュアポリウレアの吹付けを行い槽内を一体化させます。

まずは工期が長くなるので仮設受水槽を設置します。

 ここから長い闘いが始まります。

まずはRC槽内の乾燥から始まります。 新鮮な空気を送風機で挿入しながら

表面乾燥まで行います。

次に問題のシャフト開口部を塞ぎます。

少し大きめのサイズでFRPの板を作りアンカー処理にて固定します。

RC槽内も経年劣化でボコボコと痛んでいるので樹脂モルタルにて整形していきます。

ここからRC躯体に含んでる水分が浮き上がらなように特殊なプライマーを塗布していきます。

因みにこのプライマーの養生時間は36時間

長いので別の現場での作業をして帰ってきました(笑)

さて、ここまで7日掛かってます。

ここからピュアポリウレアを吹き付けていきます。

槽内全体にピュアポリウレア材を吹付けていきます。

2mm厚に吹付けて槽内を一体にして外部からの水が侵入しない様に被膜を作ります。

 ピュアポリウレア材で塗膜の完成です。

RCは工期が掛かりますがRCとの相性はバッチリです。

またFRPライニングも出来ますが、RCとの密着はイマイチです。

ピュアポリウレア材の劣化は40年後とも言います(メーカー発表)

これからポリウレア補修も増えてきますので現場により

ポリウレア工法もお勧めしていきます。

無溶剤型樹脂ライニング

ついに完成!!

もうニオイの心配はありません。

無溶剤の樹脂を使った、貯水槽ライニング工法です。

無溶剤型樹脂ライニング工法のメリット

その1.安全

今までのような溶剤臭がない

工事した際に使う樹脂のニオイ(溶剤臭)が飲料水中に移ることがない

その2.強い

補強や防水で使う主な材料(樹脂)を新たに開発し、さらにガラスクロスを採用することで、長期間劣化しにくく、強いライニング層を作ることに成功しました。

また大幅に密着性が向上したため、剥がれによる強度低下の心配もありません。

その3.早い

樹脂の性能の大幅な向上によって、施工手順を大幅に簡略化することに成功しました。

受水槽へ遮熱塗料を塗り保温材の代わりにする工法

時間のある時にブログの更新を行っていきます。

この現場は埼玉県戸田市・・・

新規の依頼で受水槽の清掃へお伺いしました。

早速清掃へ取り掛かります。

内部に入ると天井保温パネルが脱落しているのと外れ掛かっているのが確認

また清掃を一回もしていないので水垢が凄いです。

下側は保温材の破片が散乱しています。

清掃後はこんな感じ

水垢もゴミもすべて除去凄く綺麗になりました。

さてさて、綺麗になるのは当たり前なのですが・・・

この保温材の脱落とかは再発防止の為に全て外しました。

なので保温効果が低下しています。

そこで受水槽自体に遮熱保温コートを塗布する事にオーナー様と話し合いにて決定しました。

後日お伺いし、早速作業開始します。

施工前はこの様な状態です。

それでは保温コートを塗布していきます。

まずは1回目を全体へ塗っていきます。

この塗料は水性で塗布前に5分以上の撹拌が必要です。

撹拌すると生クリームの様な状態になるので、ここまで撹拌すると塗装開始出来ます。

このクリーム状になるのは塗料の中に細かなビースが入っているのが十分に混ざった証拠で

ビーズが保温効果を高めてくれます。

1回目が十分乾燥したら2回目を塗布していきます。

2回目が完全乾燥をしたら油性のトップコートを塗布していきます。

トップコートにて被膜を保護します。

完成した写真がこちら

施工後

仕上りはビーズのボコボコ感が多少ありますが、光沢があり綺麗です。

この遮熱塗料は数値だけで見ると保温材より保温性があります。

色々な用途にも使える万能塗料なのでお勧めです。

受水槽が汗をかくなどに塗布すると効果抜群です。

興味がある方はご相談くださいませ。

悪い事は重なる・・・

今回、お伺いしたのは地元、小学校

冬場に凍結による配管破裂がありオーバーフローが発生したのが始まりでした・・・

このケースは学校が土日とお休みになり水の動きがないのが一番の原因なのですが

それでも基本は凍結はしません。

特に山梨は寒冷地仕様の保温を施していますので珍しいケースです。

それでは何故、凍結が起きたのでしょうか?

先程も言いましたが一番は水の動きがなかった事、二番目は異常気象による気温低下

この日は甲府市でも-7.5度を記録する寒波でした。

また、小学校周辺は-14度近かったので凍結も頷けます。

では、何処が凍結して配管破裂をしたのでしょうか?

それは・・・ 槽内にあるボールタップまでの配管です。

水は凍結すると体積を膨張させます、槽内の配管は防錆処理がされておらずネジ切した部分はサビにより腐食していました。

そこが凍結による膨張に耐えきらず破裂してボールタップが外れてしまいコントロール不能になったのが原因です。

折れてしまった配管です。

この先にボールタップが付いているので給水温コントロールをしています。

ここまでは前回もブログUPしたと思います。

今回はここから先のお話しです。

補修をするまで給水コントロール出来ないので給水本管を手動で行う事になります。

もちろん小学校なので基本は先生が対応を行う事になってきます。

忙しい先生方々にお願いするのは酷かも知れません・・・

そして手動で行ってる間に断水が発生してしまいました。

しかも・・・

電極配線不良も重なり揚水ポンプの自動停止が発動しなかったので

2号ポンプのモーターが焼き付けを起こしました。

悪い事は重なると言いますが・・・

ボールタップ配管を修理して、まずは自動給水に戻します。

また、1号ポンプは正常に作動しているので高架水槽まで水を送る事は出来ます。

電極の配線を正常に直し取りあえず仮復旧としました。

ポンプですが、佐山製作所純正の水中ポンプ型です。

片側ポンプが焼き付けを起こしています。

因みに佐山製作所は現在ありません。

もちろんポンプも存在しません。

なので近い型の日立製ポンプの部品を使い補修する事になります。

その補修金額のオーバーホールする金額の5倍以上にもなります。

補修は断水をしないで施工可能な構造になっていましたので

6時間程度で無事終わりました。

そこで何が言いたいのか・・・・

まずは、細かい劣化も放置すると代償が大きくなる事です。

たかがサビと思っていませんか?

最近の天候は異常です。

なので通常では起こらない事が発生します。

気になるけど・・・ これ大丈夫と思ったら

相談してください。

400トン近い受水槽の補強工事

さて、4月は大型受水槽を1ヵ月掛けて補強作業を行っていました。

現場は神奈川県になります。

受水槽のサイズは10.0×11.0(5.0+6.0)×3.5mH 2槽式の三菱製です。

最大容量は385トン 320世帯の集合マンションの受水槽です。

大きいので写真も全部が写らないので天井部のみ公開します。

隣の立体駐車場からの撮影

水槽を見るとコーティングもされていますが、FRPが劣化もあり天井部は歩くと凹む箇所もあります。

さて、この受水槽ですが、どんな補修を行ったかと言うと・・・

外部天井部FRP樹脂ライニング

槽内接合部FRP樹脂ライニング

劣化防止コーティング

配管保温コーティング

上記の4工程になります。

今回は内部の補修工事について観て行きましょう。

こちらは 施工前(副槽側 10×6×3.5mH 210トン)

施工前 (正槽側 10×5×3.5mH 175トン) 

この受水槽を片側づつ接合部FRPライニングを行うんですが・・・

断水を2週間頂くなんて、もちろん出来ません。

そして仮設受水槽を何台置いても賄うだけの水量を確保出来ません。

そこで・・・・

片槽運転にするのですが、片側に170〜210トン近くの水量を入れてしまうと間違いなく仕切板が破損して工事どころではありません。

なので・・・・

常時100トン近くまで自動減水をする為にボールタップ配管を長くして水量制限を行いました。

(何故100トンなのかは計算して一番適切だろうと導き出しました。)

小さい配管は既設配管 青い配管が減水する為に長くした仮設配管です。

これだけ長くしても100トン近い水量があるんですよ(汗

さてこれで施工しても仕切板の破裂は回避出来ました。

次に仕切板を施工する時に断水を頂く事になるんですが、通常は正槽・副槽と同時に施工を行い1日だけ断水を頂きます。

今回の場合は施工範囲も多いので大量の樹脂を使います。

施工後に直ぐに片側に水を入れると臭いが水に移る恐れもあります。

なので2日の断水を頂きました。

この2日は連続ではなく1週間後にもう一度と断水というかんじです。

作業風景です。

槽内作業中は水が少しでもあると施工不良を起こしますので乾燥作業は細心の注意で行ってます。

この現場は槽内に沢山ほ補強材が入っています。

この補強材を外したいのですが片側には常時100トンの水圧が掛かっているので外して作業は出来ません。

今回は補強材がある場所のFRPライニングは行わない方向で施工しています。

それではFRPライニング後の写真です。

施工後(副)  

                     施工後(正)

また三菱製のFRPパネルタンクは仕切板の破損が多く清掃業者さんが清掃中にパネルが割れるなんで報告もありますので。

接合部以外もFRPにて補強処理を行いました。

これだけでも補強するとしないとでは大きな違いです。

この様に大きな受水槽を施工するには施工中のトラブルが無いように沢山の知識がないと施工が出来ないです。

無理をすると臭いが出たり、手抜き工事が発生します。

今回は片側を全て施工したら臭い対策として養生期間を2日間を置いてから水の入替を行いました。

また、施工に辺り 管理組合の総会にて説明も行い万全に作業を行っております。

実績と知識のある弊社では無理な施工は行いません。

それで断水が他の業者より多くなったとしても皆様の水を安全に使って頂く為には必要な事と思って

おります。

大きいから施工不可能と思われている方、地震が心配と思われているなど・・・

新規の入替より必ず補強すれば強くなります。

お問合せ頂ければ現場調査やアドバイスは無料で行っております。

是非ご活用くださいませ。

梁が折れてます(緊急事態)

1月も末日・・・

埼玉県の中学校へ高置水槽の補修で伺っています。

山梨を出発し熊谷市付近で雪が降ってきましたので補修が出来るか不安が過ぎります。

結局、雪は9時頃に止み曇り空に変化 外は寒りですが、山梨ほどではないので元気に作業開始です。

さて今回の補修は何かと言いますと・・・

槽内気相部(常時空気があるところ)破裂防止用の梁がサビによる腐食で切断しているので

補強効果の高い部材に交換を行う工事をしました。

更に漏水もしていましたのでFRPライニング工事も同時施工です。

同時施工での断水日は土日の2日間・・・

梁の交換と交換した梁にサビ防蝕施工で1日

接合部FRP樹脂ライニングにて1日

計2日です。

それでは梁の切断状況を観てみましょう。

この梁で水圧による天井部の破裂を防止しています。

赤丸印部分から外が見えています(開いてる証拠です)

この状態は破裂する危険な状態です。

本当は使用停止と言いたいですが・・・学校なので

さてそれでは梁を交換していきます。

交換する梁の変わりは2本のSUS(ステンレス)ステーです。

SUS304でも気相部ではサビの発生が考えられるのでSUS専用プライマーを塗りトップコートで表面を真空処理しサビが発生する環境をシャットアウト

これが施工後ですが先程の外光が入ってきている場所も塞がりました。

もちろんガンガンに締め付ければ言い訳ではありません。

適度の遊びも必要の絶妙の締め方です。

この2本のステーですが内部から長さ調整が出来る様になってます。

なので強度も長さもバッチリと言う訳です。

これで破裂の脅威は去り、ここにまた一つの平和が・・・・・・・

って事でライニングはこんな感じです。

最終確認 もちろん漏水は完全に止まりました。

諦めずに施工を完了させたので達成感MAX!!

今回は長野県の白馬ので外部作業に続き内部作業へお伺い致しましたので、ご報告させて頂きます。

お伺いは11月も後半・・・

なんと天気予報はすべて雨マーク!!!

最高気温も白馬村で4℃位でした。

前回お伺いした時は紅葉も綺麗で日中は暖かく作業もスムーズでしたが、こんなにも景色が変わるんだなぁ・・・

さてさて・・・変わるんだなぁ そんな余裕を言ってる場合でもなく、ここは白馬でもゲレンデ中間地、下が雨でも、雪が降ってくる始末・・・

そんな状況でも作業出来るのかよ(脳裏に不安が過ぎります。)

今回の受水槽は12m×12m×3mHで施工する箇所はマンホールから遠く、雨の影響で施工部分が濡れるなんて心配は無さそうです。

前回に伺った時に天井部の補修も行ったので天井部からの雨水侵入もないです。

この条件なら大丈夫と作業開始

まずは漏水状況を確認しましょう。

至る場所からガンガン漏水しています。

内部は震災のウォーターハンマーでパネルに亀裂が沢山入っています。

パネルも破損して穴が開いている箇所が二か所あります。

それでは補修に入ります。

まずは受水槽の施工範囲の水垢やゴミを綺麗に除去していきます。

外は雪混じりの天候なので穴より侵入しないように養生でガッツリ押えます。

特に損傷が多い場所は内部補強プレートも外し接合部や亀裂や穴全てをFRP樹脂ライニングで補強

して止水します。

補強材を外し亀裂部にパテを入れている風景です。

今回の現場は外気温が1℃でした・・・

通常は外気温が5℃以上ないと樹脂は硬化しないので、これだけ広い槽内を温めるには工夫が必要です。

温めても外側からどんどん熱が奪われていきますので、換気(酸素濃度)や温度管理が特に大変な現場でした。

FRPを構築し内部補強材を戻していきます。

ある程度の範囲の補強が完了しました。

これで止水と補強は完璧です。

この様に広い槽内と天井部から雨水が入らない場合は雨が降っても施工が可能です。

色々と苦労はありましたが、達成感が凄くあるので最後は気持ち良かったです。

豪雪地帯の雪に勝つ受水槽へ生まれ変わる施工

今回は紅葉の綺麗な長野県白馬にお伺いしています。

この受水槽はホテル・民宿・ペンションの水を賄っている大きな物です。

サイズは12m×12m×3mH 最大432トン

とにかくデカイ!!!

天井部の写真です。

この受水槽の外側のリムが折れて無くなっています。

リムが折れて無いです。

このリム以外にも天井接合部もFRPで補強していきますが

今回はリム部分の改修工事をメインで掲載していきます。

折れているリムは全部で16mにもなります。

白馬は豪雪地帯なので雪で壊れるのは考えにくいのですが・・・

地震による震災とここ数年の豪雪で劣化した部分が壊れてしまったと思われます。

因みにこの受水槽は壁面も割れて穴が開いているのとパネル接合部から滝のように

漏水しています。

それだけ震災の影響が大きかったんです。

壁面や接合部の補修は断水を伴うので後日補修に伺います。

さてリム補修をしていきます。

この部分のFRPパーツでも残っていればいいのですが・・・ありません。

そこで豪雪でも折れないFRPを作成する必要があります。

強いFRPを作成するにはガラスマットも450番から600番以上の素材にする必要があります。

また何枚も重ねる必要もあり、重量UPもします。

 リムの部分になる板を仮置きして行きます。

ここからはリムの部分と本体をFRPにて補強を繰り返していきます。

また施工部は紫外線劣化を防止するコーティングを施工します。

完成写真です。


しっかりとしたリムが完成しました。

これで外部は施工完了したので次回は内部の補修で伺います。

因みに白馬では雪が降っている頃なので心配です。

点検口の蓋が無くなってしまっても・・・

朝晩は寒くなってきました。

寒暖の差もあり風邪など引いていませんか?

さて、今回は千葉県市川市へお伺いしています。

この現場は台風により高架水槽のマンホール(蓋)が飛んで行ってしまったとの事

では写真を掲載します。

銀杏の葉の様な点検口になってます。

珍しい形になってるので蓋だけ作成する事も出来ず悩んでしまいます。

そこで、考えたのはハッチごと上に乗せてしまうのはどうだろうか??

ハッチの幅などを測定して後日にお伺いさせて頂きました。

施行当日 AM4:30・・・(早っ)

ビルの入居者と打合せして断水時間は6:00〜10:30まで

この時間内に作業を終わらせなければなりません

早速、作業開始です。

これを取付けていきます。

まずは、施工部の汚れを落としていきます。(朝が早いので静かに、そして正確に・・・)

そしてハッチを乗せます。(この時点で断水開始)

現状では上に乗せているだけなので外れないように補強していきます。

また、補強した箇所が紫外線による劣化をしないようにコーティングして完成!!!!

完成

本当は全面にFRP劣化防止コーティングをした方がいいのですが・・・

予算的な打合せもあり・・・今回はここまで

断水時間もキッカリ10:30で終了致しました。

これでシッカリとハッチもついて水質汚染防止になりました。