今回は長野県にある中学校の受水槽の天板ライニングと外部コーティングです。
外部コーティングの前に天井部のパネルを全面ライニングを行い強度を高めます。
天井部を補強(ライニング)しないでコーティングをすることも出来るのですが、後々「天井部の強度が下がったからライニングしよう」なんて思ったときに大変です。
一度コーティングをした場所にFRPをライニングしようとしても、既設のFRPと新しいFRPの間にコーティングが挟まる事になり、密着不良を起こします。
FRPとFRPであれば当社の分子結合剤でFRP同士が一体化しますが、コーティングの上に分子結合剤を塗っても分子結合は起こらず、剥がれてしまいます。
これは貯水槽内部も同様です。
貯水槽内部に何らかの塗料やコーティング剤が塗られていても、FRPライニングした後に剥がれてくる可能性が高いといえます。
ですので塗装やコーティングをするさいは後に、補強する必要が本当にないのか?
または今、FRPライニングをしたほうが良いのではないか?
など十分に検討する必要があります。
安易に貯水槽メンテナンスの知識が乏しい人に塗装をまかせて、「あー安くてよかった」なんて喜んでいると、何年か後に取り返しのつかない状況になる可能性もあります。
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FRPは直接紫外線に当たると劣化が非常に早く進行します。
このため劣化が進み、見た目が悪くなったから色を塗るのではなく、実際に劣化が進む前にしっかりとしたコーティングを施し、FRPの強度を落とさない事が大切です。
これが長い目で見た一番お金の掛からない方法であり、FRPの性能を最大限に生かす方法です。
「うちのはだいじょうぶかなー」なんて方は、お気軽にお問い合わせください。
点検、見積もりは無料です。押し売りはしませんのでご安心を(笑)。