今回は東京都にあるホテルの高架水槽の外部補修です。
傷みが激しく天井部のFRPの強度も、著しく低下しています。
天井部は貯水槽の上に人が立てないほど劣化し、少し波打っています。
また写真中央の底面は、鉄製の架台の入っていないところが水圧で下がってきています。
屋外設置の貯水槽は紫外線や風雨などで劣化の進行が早まります。
特に高架水槽の場合には、一日中日が当たる場所に設置されている事も多く、特に劣化の進行が早いケースが多く見られます。
一体型の貯水槽は上の写真の底部分の変形にも見られるように、FRPが薄くなっています。
天井部も同様にFRPが薄いため紫外線による劣化などで変形が起こりやすい場所です。
「清掃や検査などの際に天井の上を歩いた、ら天井を踏み抜いてしまった」などの事故が多く起きています。
今回は光の水槽内への透過が見られたので、光の透過を防ぐコーティングを1層、仕上げのコーティングを2層塗りして仕上げました。
10トン未満の貯水槽は検査に入らない事が多くほったらかしになっていることも多いので気を付けてくださいね。