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今回は受水槽の内部ライニングです。

一見ごくごく普通の受水槽ですが、よく見るとパネルとパネルの間には白いコーキングがびっちり打ってあります。

以前、水漏れした際に水漏れ防止のためにコーキングをしたのでしょう。

今回、また同じ所から漏れてきたわけです。

実際にはコーキングで漏水を止めるのは非常に難しいです。

FRPとFRPを直接、接着させるのが難しいように、FRPとコーキングを密着させるのは難しいのです。

かなりの量のコーキングを打って、完全にパネルとパネルの接合部を埋めれば、一時的に止水する事は出来るかもしれません。

ですが大抵の場合、しばらくしてまた水漏れが起きてきます。

実際に見てみるとコーキングがべろべろに剥がれている事が多く、長期的に止水する事は難しいといえます。

結局、他の方法を探すことになるので、この方法は避けた方が無難と言えます。

あとで、FRPライニングを施行しようとした際にも、このコーキングがじゃまになり無駄な費用がかかる事にもなります。

現在、貯水槽の水漏れ対策としていろいろな方法があります。

今回のようなコーキングやエポキシ系の塗料で膜をつくる方法、FRPライニングでも表面処理でさまざまです。

サンディングと言われる傷をつける方法や密着材を使う方法などです。

しかし、いずれの工法も欠点が大きく、長期にわたり止水効果を保ち、強度を復元させる事が出来るのはFRP同士を分子レベルで結合させるしかないと考えています。

いまのところ分子結合剤を使用したFRPライニングが最高峰 の技術だと言えます。

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