貯水槽清掃はリピート率97%と圧倒的な支持を得る貯水槽清掃のプロへ

難しい場所のサビ対策もシッカリ補修出来ました。

台風17.18号による被害が甚大でした・・・ お見舞い申し上げます。

地震や台風も多くなってきてると思いませんか?

貯水槽が設置されているのであれば、お住まい施設にある貯水槽を確認してください。

水の大切さを感じる時は緊急時や災害時!!!

その為にも地震や台風に負けない貯水槽管理お願いします。

さて、今回はRC製(コンクリート製)の点検口付近がサビで浸食している現場にお伺いしています。

点検口の縁やマンホールの中心にサビが凄いです。

この現場は法令点検で毎回サビの指摘を受けていたそうです。

そこでサビ対策工事をしていくのですが・・・

実際に施工するのに当りサビを封じ込めるのは、いつもしていますので簡単ですが・・・

蓋を縁に合わす際に擦れてしまうので施工部が剥がれてサビ再発の原因になります。

さてさて・・・ いつも通りの施工は出来ない。

そこで考えるのですが、伸びがあり硬い皮膜なら擦れてもれません!

色々考えていくと、辿り着いたのが『ポリウレア』

このポリウレアは手塗り用で密着力も抜群です。

まずは下地をシッカリと処理していきます。

色々な工程を踏んでポリウレアを塗っていきます。

素早く塗らないと硬化速度が速いので大変です。

これで強い皮膜が完成です。

点検口の縁 マンホールとも施工完了して合わせてみました

擦れあってれる事もなさそうです。

ステンレスだって補修可能な素材がついに出ました。

8月も後半・・・ あの暑さはどこにやら、って位に涼しい日々が続いています。

さて、今回は東京へお伺いしています。

こちらの現場は、一体物FRP製受水槽が漏水との事で補修に伺っております。

まずは内部がどんな状態かご覧頂きます。

写真はフラッシュの為に光沢がありますが・・・

実際は槽内のFRP全体にガラス繊維が露出していて劣化が著しいです。

今回のケースの場合は槽内全面が劣化しているので全面を施工しなければなりません。

また、今まではFRP樹脂ライニング全面施工が一般的だったので日中の時間帯に2日間は

断水を頂いていました。

私たち貯水槽を補修する業者としては、断水時間を短くしたいと思って日々努力しています。

また、住民の方々も断水は短いのが理想です。

そこで今回はFRPを構築する工事ではなく、新素材を全面に吹付ける工事で対応致しました。

その名も『ピュアポリウレア』

ポリウレアって聞いた事ありますか?

実は色々な場所に使われているんです・・・ ダムとか・・・ 船・・・ 養殖の水槽などなど

そしてその大半がハイブリットポリウレアと言う素材

ハイブリットって響きはいいですよね!! 車もハイブリットが多いですし(笑)

しかしハイブリットポリウレアは本当のポリウレアではないのです。

もちろん、それでも高性能である事には変わりないのですが・・・

そこで弊社が使うのはピュアポリウレア

何が違うのか説明致します。

①劣化がハイブリットに比べ大幅に少ない

②ハイブリットに比べ価格は高いが作業性に長けている。

③施工後の臭いが少ない

以上が大きい違いになります。

それではポリウレアの作業性について簡単に説明します。

先程上記でも触れましたが、FRPライニング工事の場合は2日間は作業が掛かります。

ポリウレアは吹き付け工事で硬化も吹き付け後45秒程度で仮硬化します。

ガンガン吹き付けていけますので今回の現場では8時間の断水で完了します。

それではポリウレアを吹き付けた作業後を観てみましょう。

(※現在ポリウレア施工は行っていません。)

実際に吹き付け作業は40分程度で終わりました。

これで全面ポリウレアで覆われ劣化面を補修出来ました。

このポリウレアは硬さもあるのに伸びが300%もあるんです。

それに地震にも強い!!!

またRC製(コンクリート製)・鋼板製・ステンレス製も補修可能なのでご相談くださいませ。

PS・ もちろん食品添加物にクリアーしているので安心してください。

小学校の高架水槽で奮闘

暑中お見舞い申し上げます。

毎日・・・・どんだけぇぇーーー暑いんだ!!

私たちの仕事柄ですが、雨が降るとFRP構築する仕事は出来ません。

室内の仕事なら大丈夫なのですが・・・ なかなかそんな現場なんてありません。

そんな私たちでも雨乞いしたくなるほど雨が降らない・・・

そんな猛暑の中ですが、地元小学校の高架水槽を補修へ伺いました。

この高架水槽はセキスイ製FRPパネルタンク 1槽 複合板(複合板とは外部に保温パネルがある物)

2.0×2.0×2.0mHジャンボパネル式で漏水しています。

そこで槽内接合部をFRP樹脂ライニングを施していきます。

槽内接合部は全部で28mと楽勝ムードで作業を始めていきます。

外部補強タイプなので内部はスッキリなので、この時までは楽勝と・・・

当日AM10:00 屋上の温度は照りつける太陽様の影響ですでに42℃を超えています。

内部では接合部にFRP樹脂ライニングを着々と施工していきます。

残りメーターが8mとなったところで外部に異変が起こります。

この時、槽内で作業をしているのは2名、外部で樹脂関係の作業が2名

槽内は外部から送風機で空気を送りこんでいますので暑いですが我慢できる状態でしたが

外部では直射日光と屋上の照り返しで作業員2名が熱中症に・・・

このままでは作業が出来ませんので一度休憩を挟みます。

水分と塩分の補給とクーラーでクールダウンをして再度作業開始します。

学校なので作業時間も17時までと決められていますので時間がありません。

それでも時間内に終わりましたが、今年の暑さは体に堪えます。

この様になる現場が少ないですが、今年の夏場の現場はすでに3現場で熱中症スレスレの状態が

続いています。

何か暑さ対策を考えないと駄目だと思う・・・

これから、まだまだ暑さと格闘し頑張っていきます!!

施行中の断水について

貯水槽の漏水を直したい・・・

貯水槽をリフレッシュしたい・・・

などなど

どうしても断水が発生する場合があります。

現場によっては、工場など年中無休で断水出来ない事もあります。

そこでご提案を色々とさせて頂いております。

例えば・・・

①夜間作業(夜間断水で日中は復旧)

②数日掛かる施工でも夜間だけは復旧

③土日曜日は断水可能なので作業して欲しい

④仮設受水槽の設置(設置と復旧時に断水はあります)

相談して頂ければ最前の提案をさせて頂きます。

また詳しい断水日数などは現場調査が必要になります。

無料診断を上手に活用して頂ければ幸いです。

劣化した天井部の放置が招いた破損

今回お伺いしてる場所は東京都青梅市・・・

受水槽の天井部に穴が開いたとの事で訪問しています。

この受水槽は角一体物FRP受水槽と言ってパネルタンクとは違い

あまり接合部がありません。

さてどんな風に破損してるのか確認していきましょう。

                       全体 

                        拡大

よくみると天井部は3枚のパネルで構成されていてコーキング処理されています。

そのコーキング部付近が割れています。

さてさて・・・これだけを見ると天井部に誰か乗っかり踏み込んで割ったのでは??

そう思いませんか?

では内部から覗いてみましょう!!

3枚全てのリブ(接合部)が折れています。

                        大

きく破損している部分が穴の位置です。

さて結論から言いますと・・・

この受水槽は踏込で破損したのではなく、天井部全体に重みが掛かり

盛り上がりを作っているリブ(接合部)が折れてFRPが内部に引っ張られたのが原因だと

推測できます。

とにかく天井部に乗っかるのが怖いほど劣化してましたので雪などの重みで

簡単に壊れてしまうのかなぁ・・・そんな感じです。

それでは補修するのにどうした良いのでしょうか?

まずは歪みを補正し元の形に戻す必要があります。

天井部に登りFRP樹脂ライニングを施します。

作業中はグラグラして怖かったです(汗

外部をシッカリとFRP樹脂ライニングしましたので天井部に登っても平気になりました。

ここからは内部の破損部もFRP樹脂ライニングで補修し補強は完璧です。

最後には劣化防止コートもしっかり塗布し綺麗になりました。

これで雪の重みもバッチリ!!

FRP一体物の構造を熟知しているからこそ

東京都の新宿区へお邪魔しています。

さすが世界の大都市・・・

11階のビルの屋上でも周りは高いビルだらけです(汗

さてさて本題に入ります。

今回は高置水槽(FRP角型一体物)のドレン管とオーバー管の取出し口にヒビが入り

漏水している現場です。

とりあえず応急処置しているとの事(オーバー管)

こちらも応急処置(ドレン管)

何故、取出し口にヒビが入ったのでしょうか?

配管周辺を観てみると

配管が鋼鉄製で重いのに配管支持がなくFRP部の負担が大きいのが最大の原因です。

そこで簡単に配管を取替えようと思われたそうですが・・・

色々な業者さんに問い合わせても取出し口から破損しているので施工出来ないとの回答

ばかりだったそうです。

では、取出し口を交換して取替えればどうでしょうか?

それが簡単ではないんです!

まずはFRP一体物の構造が解らないと取出し口の取外した後が困ってしまうんです。

なので大体は新規に入替になっていました。

どうしたら補修できるのでしょうか?

弊社は色々な貯水槽を補修してきています。

もちろんFRP一体物貯水槽の構造も熟知しています。

そこでFRP樹脂を使い破損部を再構築する事をご提案しました。

施主様から断水は1日!!

その条件が大丈夫なら・・・お願いしますとの事でした。

こちらも快諾させて頂き後日作業へ伺います。

日曜日の朝から工事にはいります。

早速、排水を開始し配管を切除

また、破損した取出し口周辺FRPを切断していきます。

いつもながら緊張します(笑)

切断範囲も大き過ぎず小さ過ぎず・・・

切断した面に水平にFRP樹脂ライニングを数回施し厚みを出していきます。

(この水平にが重要なんです。 凸凹したらやり直し)

内部からFRPを構築しています。

外部も切断面にFRP樹脂ライニングを施工し構築していきます。

水圧に負けない強度まで積層しFRPが硬化したら穴開けし取出し口を付けて行きます。

ここまで来ると完成が近いです。

軽い塩ビVPで配管を施工

後はFRP施工部のコーティングで一日で断水を解除出来ました。

これで1基分の産業廃棄物が減りました。

受水槽に生えた雑草の生命力に負けない対策

今回の補修例はパネルタンク受水槽天井部に草が生えてしまい槽内まで根が侵入してしまった。

そんな報告を頂きましたので現場へ向かいます。

よく見ると天井部もコーティングされていてメンテナンスも良く見えます。

しかし整備されている受水槽でも接合部に草が生えるんです!!

こんな感じで数ヵ所に雑草が!!

では何故、雑草が生えたのでしょうか?

原因は受水槽がある環境(周辺の立地)にも影響されます。

畑が周りに多く風も多く吹く感じなので土埃も多く飛んできます。

その土埃が接合部の窪みに溜まり雑草が生えたのではないかと思われます。

先程も言いましたが、この受水槽はコーティングされています。

なのにコーティングを破り雑草の根は槽内に侵入しているんです。

まぁ・・コンクリの隙間から雑草が生えてる光景を観たりしますので不思議ではないですが!!

さて・・・これから雑草が生えないように防止しなければなりません。

それには接合部を無くしてしまえば問題は解決です。

今回は外部から接合部にFRP樹脂ライニングを施していきます。

まずは表面にある雑草などを取れる範囲で除去していきます。

雑草と汚れを掻き出します。

今回は接合部のみFRPライニングをしていきます。

FRPを接合部に貼り付けていきます。

接合部全体にFRPを構築しました。

これで接合部は無くなり雑草防止は完了ですが・・・

構築したFRPは薄いのでこのままでは劣化してしまいます。

そこでコーティングをしてあげる事で本当の完了です。

FRP劣化防止専用コーティング材で塗装

※内部の根は受水槽清掃消毒業務時に取り除くとの事です。

今回の施工は天井部FRPの劣化が少ない状態なので接合部の部分補修でしたが

基本的には外部天井部は全体にFRP樹脂ライニングを施工する事が望ましいです。

ご要望やご予算に合わせた施工方法もありますので、お気軽にご相談くださいませ。

次亜塩素ソーダ10%でFRP融解!!!

今回の現場はFRPが融解している(溶けてしまった)現場です。

何故そんな事が起こったのかと言いますと・・・

亜塩素ソーダ投入口から塩素が漏れ続けた結果樹脂の融解が起こったんです。

それでは融解が発生したFRPはどうなってるのか写真で確認してみましょう。


なんか蜘蛛の巣みたいに見えるのがFRPの基礎となるガラス繊維です。このガラス繊維に樹脂を含ませ硬化するとFRPになります。先程も言いましたが塩素が樹脂を溶かしてガラス繊維だけが露出しているんです。
塩素のパワー恐るべし!!!
それでは補修に入りますが・・・

まずは塩素投入口を改修しない事には同じ事の繰り返しになりますので既存菅を切除します。

貯水槽上部のエアーバルブも取除き塩ビ管でやり直して行きます。

これで塩素が漏れる事は無くなりました。

それでは融解したFRP部をライニングしていきます!

蜘蛛の巣みたいなガラス繊維は撤去し新しくガラスマットに樹脂を含ませFRPを構築していきます。このままFRPだけでは劣化していきますので専用劣化防止コート材でコーティングして完了です。

                     ライニング後

                       塗装後
私も塩素でFRPが融解した現場は初めて見ました。ある程度は融解するとは思ってましたがビックリです。まだまだ勉強する事があると再認識させられました。

貯湯槽の改修工事を行いました。

神奈川県の川崎市にある工場へお伺いしています。

今回の改修する水槽は

貯湯槽(ちょとうそう)

お湯を貯める水槽をそう呼びます。

貯湯槽は一般の貯水槽と何が違うのでしょうか?

①FRP製の場合は樹脂が温度劣化しにくい物を使っている。

②FRP自体の厚みがある。

大きくは上記の2点が違いになります。

それでは補修に入りますが。

補修理由は漏水と温度低下による工場への影響が大きい為です。

そこで今回の補修内容は

①内部接合部を耐熱FRP樹脂でライニング(漏水対策)

②外部天井部のFRP樹脂ライニング補強(補強工事)

③外部全面遮熱コート+劣化防止コート(劣化+貯湯槽の温度低下防止)

上記の3点がメインになります。

それでは内部を観て行きましょう。

沢山の内部補強材が入っています。

今回は漏水があるので内部補強材は外していきます。

まずは、茶色く付着している水垢を落していきます。

薬剤を噴霧して水垢が落ちて行きます。

貯湯槽は水垢が凄く、薬剤を原液で18リットルも使ってしまいました(笑)

さて綺麗になりFRP樹脂で接合部を補強していきます。

今回は耐熱樹脂の為、色が真っ黒になります。

お湯の温度が高い為に耐熱樹脂を使うと必要があり

見た目が良くないですが効果はバッチリ!!です。

水垢が無くなりビックリする位、綺麗ですよね?

これで漏水対策はバッチリです。

さて、今度は外部天井部を補強していきます。

施工中の写真になります。

ガラスマットに樹脂を含ませてFRPを構築させていきます。

これで天井部の補強が完成です。

続いて耐熱コーティングを施していきます。

この白く塗装入れているのが耐熱コートです。

十分に外気を遮断する為に2回塗っていきます。

最後にトップコーティングを塗って完成です。

このトップコートが劣化防止コーティングになります。

これで貯湯槽改修工事が終わりました。

温水も水温低下もなく、また漏水も収まり

担当者の方も大変喜んで頂けました。

今回の遮熱塗料は夏場に貯水槽が湿度で濡れてしまうなどにも有効です。

また、外部保温パネルが割れてしまい外す必要がある場合でも保温パネルの代わりに

効果を発揮します。

一度お問合せくださいませ。

緊急対応でテナント飲食店が営業出来ました。

今回は東京都の足立区にある高架水槽へお伺いしています。

こちらの高架水槽は隣のビルからの落下物で大きく天井部が破損しています。

また落下物の衝撃が水槽下部まで伝わり側面にもクラックが発生しています。

こちらは外部から見た破損状況!!

この破損で貯まる水の量より漏水量が勝ってしまい断水状態が続いていたそうです。

そこで、その日に設備屋さんが緊急で補修したそうですが、まだ漏水は止まりません。

白く板がある場所が設備屋さんの補修したところ!!

設備屋さんの補修内容はアクリル板をシールボンドで固定して止水していました。

何もない状態では最適な緊急処置だったと思います。

ですが、水圧と破損には残念ながら勝てません。

高架水槽がこのような状態ではテナントで入居している飲食店様は営業が出来ません。

そこで緊急に使えるように依頼されました。

まずは緊急施工した場所を元に戻し汚れや油脂を綺麗に除去します。

                    綺麗に油脂を除去

最後にFRP樹脂を貼り付けて完了です。

施工後はこんな感じで完全止水しています。

                     内部施工後

クラック(亀裂)を完全に抑え込み止水出来ました。

今回の現場は13:00に施工開始で17:00には断水が解除出来ました。

まだ、天井部が割れているので完全ではありませんが、テナント様は営業出来るので

一安心です。

まずは復旧が第一です。

諦めずに問い合わせしてみてください。

当社の技術力の勝利です。

秋になり紅葉が綺麗な季節になりました。

また、お問合せもガンガン頂きまして、有難う御座います。

さて、今回は埼玉県へ雪害で天井部が破損してしまった受水槽を補修へ伺っています。

前回にも点検後どうなったか報告しますと言ってましたので掲載したいと思います。

                 まずは、破損具合ですが↓↓↓

                      外部から 

                      内部から

こんな具合に重みで内側へ凹んでいます。

では補修して行きましょう。

まずは、FRPパネル接合部も歪んでいますので漏水処理でFRP樹脂ライニングを施工して行きます。

                    ライニング完了!!

これで天井部より下の歪みは大丈夫です。

それではここから天井部の歪みを補正しています。

内部から亀裂部のFRP樹脂ライニングを行います。

これで天井部の歪みが無くなりました。

それでは外部に出てみます。

歪みがなくなりここまで亀裂が元に戻りました。

それでは劣化して弱っている天井部をライニングしていきましょう。

上と同じ場所をFRP樹脂ライニングしました。

完璧にクラックを抑え込みました。

最後にコーティングをして完了です。

亀裂があった受水槽とは思えませんよね!!!

ほとんどの業社が補修出来ないと言っていた受水槽が新品以上に強くなりました。

もう入替える必要なんてありませんよね!

受水槽があるのに水量が安定しない。

今回は山梨県の甲府市にあるマンションに伺っております。

4棟ある内の1棟だけが水を出すと弱くなったり、完全に止まってしまうなどの現象が起こるとの事でした。

さて、こちらのマンションの給水システムですが受水槽が2基・各棟に対してポンプユニットが1基あります。

(合計4基のユニット)

ポンプはインバーター式加圧ポンプなので高置水槽はありません。

それでは各圧力を観ていきましょう。

今回の水量が弱くなるとか出なくなる現象は圧力が弱くなるなどが原因だと思われるので

圧力が弱くなる原因を探って行きます。

圧力が弱くなる原因は下記の内容が考えられます。

①各バルブ(二次給水・送り)の開閉がシッカリ効いていない。

②基本設定の圧力が少ない

③チャッキ弁(逆流防止)が効いていない

④圧力スイッチの誤作動

主に考えられる原因は以上になります。

各原因を調べるにはバルブの開閉をして試験運転する事で圧力ゲージの確認していきます。

そこで今回の原因が解りました。

圧力スイッチの不良です。

これが原因圧力低下してもポンプ起動が遅くなっていました。

この部品を交換して設定圧力を少し高くしてあげました。

交換後、試運転と水量チェックを行い正常に動いた事を確認して無事終了致しました。

ポンプも10年に一度はオーバーホールなどが必要です。

不安だと思う事が御座いましたら一度点検をした方がいいと思います。

FRPにはFRPの補修と分子結合剤の威力

今回は神奈川県の横浜市へ内部補修にて伺っております。

この現場は別の業者さんが数年前に内部補修を行ったとの事ですが、また漏水が始まったから調査して欲しいとのです。

よく見ると内部接合部に何か加工してあります。

触ってみると硬くプラスチックだと思われます。

しかし、施工箇所が劣化してクラックが無数にある状態です。

予想だと接合部に樹脂を吹付け硬化させ、止水効果を高めた施工方法だと思われます。

接合部に沿って施工箇所にクラックがあるのは、しっかりと接合部内まで樹脂が到達していないのが原因だと思われます。

やはりFRPにはFRP補修が一番だと痛感する現象だと思いました。

では補修を開始して行きます。

一度綺麗に槽内を洗い下地を完成させて行きます。

次にFRPと完全密着する分子結合剤の登場です。

施工箇所に大きく被るように塗って行きます。

施工部劣化箇所にパテ処理を施して、FRPを貼り付けて行きます。

                        完成

どうしてもパテ処理を行う必要性がある為に見た目は綺麗ではありませんが

分子結合剤の威力で長く使える受水槽へ変化出来ました。

どうしてもプラスチックのみでは劣化が早いです。

しっかりガラスマットと組み合わせる事でFRPに変化させ補修する事が大事ですね!

その場は安く思える施工も数年で劣化するような内容だと逆に高くなってしまします。

弊社の分子結合剤を使用する補修は1番だと思いますので興味がある方は是非お問合せくださいませ。

槽内にも保温パネルがあります。

貯水槽の保温パネルについて何回か触れてきましたが

今回は外部ではなく、内部にある保温パネルについてお話ししたいと思います。

外部にある保温パネルは側面にあるのが一般的ですが、内部にある保温パネルは

天井部用に槽内にあります。

何故、天井部は外になく内部なんでしょう?

それは点検時に天井部へ登る事もあり保温パネルは薄く造られている為

破損する可能性があるからです。

しかし槽内で脱落してしまう事もあります。

接着剤が劣化して外れた例です。

上記の写真の通り水に保温パネルが浮かんでいます。

これでは飲料水が汚染されてしまいます。

では外れてしまった保温パネルはどうしたらいいんでしょうか?

出来れば元に戻したいですが・・・

変形して戻らないパターンもあり加工が必要な場合もあります。

また割れてしまったりと、戻すのは困難な場合が多いです。

今回は清掃業社さんが清掃中に突如と保温パネルが脱落したので

補修出来ず割って外に出してしまった・・・

そんな場合の補修例を報告してみます。

まず、割れた保温パネルを補修する必要があるのですが

補修してから内部に戻す事は点検口に入らないので不可能です。

なので槽内の水を抜き、断水での作業になってしまいます。

また作業する範囲は全ての水気を取り作業開始です。

ここが落ちてしまった場所です。

FRP保温パネルにFRP樹脂ライニングで補修しています。

変形を直し再度接着剤+脱落防止アングルにて固定して完了。

補修すれば保温効果も保たれ水質も安心です。

うちの水槽も保温材が外れてる・・・

そんな時は無料診断を受けてみてください。

給水管からの漏水で満水でも水が止まらない。

受水槽の配管付近より漏水があるとの事で

とある小学校へお伺い致しました。

現場に到着して教頭先生へ挨拶すると

早速現場へ案内されました。

この配管より漏水しています。

写真を撮る前に漏水が酷くバルブを閉めてしまったので写真では漏れは解りませんが

保温材を外し見た写真があります。

定水弁から先の配管が金属疲労で折れてしまってます。

今回の金属疲労はサビも大きく関わりますが、一番の原因は支持金具がなく

定水弁の根元に力が常時掛かる事です。

では、この配管が折れてしまうとどうなるのでしょか?

この配管は受水槽内部のボールタップまで続いています。

ボールタップが上がり満水になるとこの配管に圧力が掛かり

定水弁が圧力を感知して給水を止める仕組みなのですが

折れている為に圧力が掛からず給水が止まらなくなります。

最終的にはオーバーフローして水道代が凄い事に・・・

まずは仮にでも補修しないといけませんので塩ビ管を使用して

仮補修しました。

あくまでも仮の補修ですが、シッカリ圧力が掛かるので定水弁も機能して

給水停止も確認出来ました。

後日、ライニング管にて老朽した配管をすべて交換致しました。

給水装置は早急な対応が必要です。

あれ? なんか変だなと思ったらご連絡くさいませ。

定水弁の故障

団地の受水槽からキィィィ-----って凄い音が出て大変なんです。

きっとポンプが異常だと思います・・・

団地を管理する担当者から緊急出動の依頼がありました。

早速、現場へ向かいます。

受水槽とポンプ室がセットになっています。

ポンプ室のドアーを空けてポンプの音を確認しますが、異音は聞こえません。

更にホンプの回転数などをチェックしますが問題がありませんでした。

ん・・・何が異常なのかぁ???

悩んでいたら・・・凄い異音が キキキィィィィィーーーー!!!!!!

これでは夜は煩くてたまりません(汗

しかし・・・ポンプからの音ではなさそうです。

そこでポンプ室をよく見ると音の犯人がありました。

こいつです(笑)↓↓↓

これは定水弁と言います。

どんな役目があるのかと言いますと

定・・・定水位で

水・・・水が

弁・・・弁が止まる・入る

この定水弁で給水本管と給水副管へ分かれます、給水副管の最後にはボールタップ15〜20Aの大きさが付いて定水位をコントロールする事で定水弁の開閉しています。

では・・・どうして定水弁が必要なのでしょうか?別にボールタップ制御でもいいですよね?

そう思います!

答えは

受水槽が大きくなると給水配管も大きくなるのでボールタップだけでは水圧が高くて故障の原因になります。

そこで小さいボールタップでコントロールさせ、給水本管からガッツリ給水させる為に定水弁を付けるの現在常識となっています。

さて今回の故障原因ですが経年劣化です。

給水が止まる時に弁が閉まる音が『キキキイィィィーーーー』です。

まだ、音だけの不良なのでよかったですが

もし、給水が止まらなくなったり、出なくなったりしたら

断水やオーバーフローとかで一大事でした。

今回は定水弁を交換した事により静かな団地を取り戻しました(笑)

高置水槽の満水警報状態や渇水状態の時

ここ数日高置水槽の満水エラーが多発しています。

屋上に設置している高置水槽の給水装置は電極操作による物が大半です。

よくみるボールタップなどは付いていません。

何故ボールタップが付いていないのでしょうか?

それは屋上まで水を上げるのに揚水ポンプを使用しているからです。

高置水槽には電極棒が入っています。(今回の説明では5本の場合を説明致します。)

ここでは5本の違う長さの電極棒がありますので①〜⑤までの説明をしていきます。

①一番短い電極棒(満水感知)

満水を検知する棒ですがオーバーフロー管より下に設定されています。

この棒に水が触れると満水警報が発砲します。

②二番目に短い電極棒(ポンプ停止)

この棒に水が触ると有効水量に達しましたとポンプに命令して給水を停止します。

③三番目に短い電極棒(ポンプ始動)

この棒が水から離れると水が少ないとポンプに命令し給水を開始します。

④四番目に長い電極棒(減水エラー)

この棒が水から離れると減水していますと警報やエラー表示が出ます。

この警報が出る時に水が出ていないと故障の可能性があります。

また水が出ていても使用量が多い場合は一時的に減水エラーが出ます。

⑤一番長い電極棒(コモン)

これは電極のアースです。

もし電極棒がサビていたり棒の根元(電極保持器)が腐食していたりすると

正常にポンプが作動しない場合があり渇水したり満水になったりして誤作動

を引き起こす事があります。

また満水警報が出ても水が止まらないなどの症状は電極棒と同時にユニット内のリレー

の消耗などを疑うも必要性もあります。

揚水ポンプと圧力ポンプの違い


今回はポンプからの漏水で中学校にお伺いしています。

こちらの現場はステンレスパネルタンク受水槽ポンプ室一体型で

本校舎と特別教室に飲料を供給しています。

本校舎は揚水ポンプ屋上の高架水槽へ供給して本校舎へ水圧で供給しています。

特別教室は圧力式ポンプで直に受水槽から水を供給してる仕組みになっています。

揚水ポンプも圧力ポンプも各2基づつ付いていて交互運転で稼働しています。

今回、漏水したポンプは圧力ポンプです。

矢印の部分から噴き出してます。

また、このポンプですが1年前にポンプが自動停止しなくなり片側運転していました。

そして現在運転中のポンプから漏水が発生しました。

まず、漏水原因から突き止めていきます。

それには揚水ポンプと圧力ポンプの仕組みを知る必要があると思います。※説明は簡単に書きます。

①揚水ポンプ読んで字の如く・・・揚水!水を上げるだけの仕事しかしません。高架水槽の水が減る信号を受けポンプ始動・・・溜まれば止まります。(稼働頻度が少ない)

②圧力ポンプ圧力で蛇口まで水を運びます。どこかで蛇口を開くと圧力が解放するのでポンプが作動する。(使うほど稼働頻度が高い)

簡単に説明しましたが、先生の話を聞くと凍結防止の為に特別教室の蛇口を解放していたとの事

これは・・・

蛇口解放=ポンプが常時稼働

圧力ポンプに負担が掛かり、また1基のみの稼働なので漏水の破損に繋がったと判断出来ます。

対応としては・・・

ポンプを2基オーバーホール(分解)して部品交換

自動停止しない原因のスイッチング(ユニット内)交換

これで圧力ポンプは復活します。

揚水ポンプも圧力ポンプも設置から12年ですが頻度の高い圧力ポンプの使い方で差が出ました。

それでも10年でオーバーホールする時期なので揚水ポンプもそろそろ部品交換する時期ですと説明して翌日補修させて頂きました。

※部品の関係上、メーカー施工です。

受水槽を長持ちする為にサビと格闘する日々・・・

今回の補修でお伺いした受水槽は槽内の天井部梁が錆で腐食一歩手前・・・

毎年の法令点検で指摘されていたが何処に補修を頼んだらいいのか?

そんな悩みを弊社のホームページを観てお問合せ頂いたお客様です。

では天井部の梁を観てみます。

 これは天井部の開きを防止する重要な梁です。

梁自体はで出来ていますが外側にナイロンコートなどされていてサビを防止しています。

しかし経年劣化でコート自体が切れて内部の鉄に錆を発生させます。

そこでサビ自体を綺麗に除去して空気に触れないようにする必要があります。

そこで使うのがエポキシ樹脂です。

このエポキシ樹脂は硬く硬化するので鉄やRC(コンクリート)などには多く使われています。

また、よくプールなどでも使われています。

そんなエポキシ樹脂を一手間掛けた後に塗布していきます。

ここでピンホールのないように慎重に塗布する技術が必要です。

もし空気に触れたらサビは再度発生してしまうからです。

 ブルー色の部分が施工したエポキシ樹脂です。

これでサビは防げました。

もちろん槽内作業なので断水にはなりますが、これで腐食もなくなり

安全に受水槽を使用できますね。

FRPパネルの亀裂による漏水・・・

大至急・・・貯水槽を直してもらいたい!!!

そんな連絡を頂き予定を調整して現場に急行しました。

現場は埼玉県のさいたま市です。

今回の受水槽はウチダ製FRPパネルタンク単板式

1.0×2.0×1.5mH 3トン

水が噴水の様に亀裂から出てます。

パネルタンクの漏水は接合部から、そんな常識を覆すように

パネルの中心に亀裂があります。

何故?

オーナー様にお伺いしても原因は不明でした。

何か当ってクラックが入り漏水したのか?劣化が原因で???

でも物が当たった形跡もありません・・・

とにかくこのまま放置するとFRP部が破断する可能性はあります。

そこで後日・・・緊急にFRP樹脂ライニングを行いました。

まずは亀裂部30cmを内部と外部からFRP樹脂で挟み込みます。

 こちらは内部から亀裂部を大きく覆うようにFRPライニング

 こちらは外から亀裂を大きく覆うようにFRPライニング

これで水圧に耐えれるのか?

そんな疑問もあるかも知れませんが

弊社で扱う、分子結合剤でFRP樹脂が完全一体するのでバッチリです。

また施工した樹脂が収縮性あるので更にバッチリです。

今回のケースではメーカー施工ならパネル交換です。

見た目は綺麗ですが、大掛かりな工事に高額になるのと断水時間も大きくなり

現実的ではありません。

こんな漏水あんな漏水・・・

まずはご相談ください。