さて、今回のご依頼は集合団地にある鉄製パネルタンク2槽式
サビ対策依頼でお伺い致しました。
メーカーはセキスイ製 製造日は1995年
サイズは2.0m×3.0m(1.5+1.5)×2.5mH 15トン(正7.5+副7.5)
目視と言いたいところですが・・・周りの雑草が生い茂って邪魔をしています。
一部雑草というより木みたいに太い幹になっている(笑)。
そんな中を掻い潜り水漏れ確認(周辺は特に異常なし)。
では天板はどうなってるのでしょか?・・ はっ!?天井まで雑草が届いてる。
って、雑草の話はもういいですね(汗
さすが鉄パネルですね天板の劣化は感じられません、ですが!!
周辺を確認すると、所々にヒビが!! そしてサビている。
さて水槽の内部を覗いてみます。
天井にはFRP製の補強材が入っています。
方側の槽にはサビは見らせんでしたが、2つの槽の仕切る仕切板にサビが見られます。
鉄製のパネルタンクの表面には、ナイロンコーティングと言われる塗装が施されています。
この塗装にキズが付くと、塗装の下に水分が入り込んでしまい、錆が発生します。
サビは徐々に広がり、ナイロンコーティングが剥がれていきます。
今の段階では部分的に錆が発生している程度ですが、錆が進むとパネル全体の塗装が剥がれ、鉄もぼろぼろになって強度が無くなってしまいます。
特に貯水槽の内部は、消毒のために水道水の中に入っている塩素の影響で、錆の進行が速まります。
今回のケースですが鉄製パネルタンクは強度はありますが
サビに勝てない!!
補修方法としてはサビの下地処理後、全面のコーティング処理、もしくはサビ周辺の部分補修のどちらかになります。
今の段階でしっかりとサビ対策をしておけば、まだまだ永く使える貯水槽になります。