今回は一体型の高架水槽の内部補修工事です。
一体型の貯水槽は、工場生産でつなぎ目が無く造られていますので、水漏れが少ないのが特徴です。
しかしその反面、FRPの肉厚が薄く、年数が経つと内部の水圧で変形してきます。
いずれ水圧に耐えきれなくなり、水槽が破裂してしまう事につながります。
右の写真の底部分を見ると、架台の鉄部材の入っていない所が、水圧によって下がってきています。
このまま放置すると、いずれこのような部分にクラック(ヒビ)が入り水漏れが起こってきます。
上は内部の写真です。
横にぐるっと一周、柱(補強材)が入っています
この柱に水がまわって、サビが出ています。
このような部分からも水漏れが起こります。
対策として内部から前面にFRPライニングをします。
これによって貯水槽全体のFRPが厚くなり強度が格段に上がります。
当社の施工であれば、新品の時よりもFRPの肉厚が増し、強度も新品の時よりも上げることができます。
左の写真は分子結合剤を塗っているところです。
既設のFRPと新たに貼るFRPを分子で結合します。
この為、後で剥がれる事がほとんどなく強度も飛躍的に上げる事が出来ます。
今回の作業では青いトップコートを使用し、見違えるようにきれいに仕上がりました。