今日は市営住宅の受水槽の劣化診断に行きます。
風もなく、いい天気でねむくなる…。
じゃない!
絶好の劣化診断日より!!
いつもより気合を入れて、まずはカギを市役所で借りて、いざ現地へ。
ものはFRP製のパネルタンク 30トンです。
依頼内容は水漏れがひどいという話です。
早速調査を始めると、外部のパネルのつなぎ目に、コーキングがしてあります。
いやな予感がする…。
水漏れ個所は内部補強材の取り付け部分のボルトと、その周辺からです。
ボルト取り付け部分にはヒビ割れも確認できます。
放置するとこの部分からパネルが割れてしまう恐れもあります。
内部を見てみると、やっぱり…。
そこらじゅうにコーキングがされています。
以前に、何とかコーキングで補修しようとしたのでしょう。
ちなみにコーキングでは水漏れ修理はかなり難 しいです。
一時的に止まっても、たいてい後でまた水漏れしてきます。
当たり前ですが、コーキングでは水槽の補強にはなりません。
今回の調査の結果、水漏れ対策と強度アップのために内部ライニングと劣化が進んだ天井部のライニング、それに外部コーティングが必要という結果になりました。
とくに水漏れ部分にヒビがあるため、内部ライニングは早急に行いたいところです。
ということで、この日も無事調査を終えることが出来ました。