小学校に受水槽の劣化診断にうかがいました。
今日は朝から風の強い日です。
日差しは暖かいが、かぜはまだ冷たい…。
ある小学校に行ったのですが、行く前に電話を入れておいたら、なんと教頭先生が門のところでお出迎えしてくれました(ありがたい)。
ちょうど掃除の時間だったので、たまたまそこにいただけかもしれませんが…。
まあ、いいようにとらえていきましょう!
今回の貯水槽は ポンプ室付きのパネルタンク 20トンです。
天井部のガラス繊維が浮き出しているので見てほしいとの依頼内容です。
上に登ってみると、天井部が真っ黒に汚れ、その間からガラス繊維が顔を出しているような状況です。
ちなみにFRPはガラス繊維に樹脂を含ませ固めたものです。
もともと表面にあった樹脂が、紫外線や風雨によって分解されて、内部にあったガラス繊維が表面に出てきている状況です。
劣化の一番わかりやすい状況ですね。
もうひとつ気になったのは外面の壁の部分です。
保温パネルと呼ばれる断熱材を入れたパネルの取り付けビスのところにヒビが入っています。
この状態が進行するといずれ保温パネルが外れてしまします。
今回は、天井部の補強ライニングと、保温パネルの取り付け部分の補修が必要です。
掃除の時間で、子供たちの声援を受けながら、今日も無事、調査を終えることが出来ました。