今回は山梨県の河口湖町でのコンクリート製の受水槽の補修事例です。
コンクリート槽は数は減っていますが、まだまだ補修の依頼はあります。
コンクリート槽の改修工事でオーナーさん皆様が困っているのが補修費用の高さです。
びっくりするくらいお金をかけて直してます。(笑えません…)
なぜそんなに費用がかかってしまうのでしょうか?
答えは工期の長さにすべての原因があります。
例えばライニングの施工は1日で費用が50万円だとします。
そこに乾燥の養生日数と樹脂の硬化日数が1週間くらいかかり、無駄に現場に通う必要があり、2割増しになります。
そうするとライニング費が60万円。
1週間以上水を止めているわけにはいかないので、仮設タンクを設置します。
仮設タンクのリース、15万円 ユニックでの運搬費5万円×2回=10万円
仮設配管の設置と撤去で10万円。
電気工事やら槽内清掃やら諸経費やらで5万円。
あーらびっくり50万円の工事が100万円になってしまいました。
詐欺商法の話じゃないですよ。
現実にどうしてもそのくらいは費用がかかってしまうんです。
ところがですよ、当社で施工すると工期が短い上に施工スピードも速いので人件費が少なくてすみます。
そうすると他社で100万円の見積もりが出ている工事が、40万円でできたりするわけです。
設置状況や施工条件などによりますが、通常は1日〜3日で仕上げますのでこういう金額の差が出てきます。
もちろん早いだけではなく、無溶剤型の樹脂を使ったクイックライニングなので安全で強い。
前置きが長くなりましたが今回の物件です。
コンクリート槽は高圧洗浄で下地処理をしてからのライニングになります。
今回は建物全体の改修工事に関連しての工事となりましたので、余裕をもって3日間での作業を行いました。
断水の制限がない場合には(滅多にありませんが)、今回のように数日いただけると費用的には若干、安く仕上げられる場合もありますのでお問い合わせください。
最後に消毒をして、水張りをして完成です。
コンクリート製貯水槽のトップコート塗り替えの事例です。
今回は山梨県の甲府市で作業をしてきました。
コンクリート製の貯水槽にはもともとトップコートなどは塗られていませんが、コンクリートの表面にある防水モルタルの劣化が起きてきた場合に、後からトップコートを塗っていくことになります。
もちろん水漏れなどが起きている場合には、トップコートを塗るだけでは対応できないために、ライニング施工が必要となってきます。
実は貯水槽用のトップコートは市販でも安価に売られています。
誰でも簡単にできそうに書いてありますので、安易に自分でやってみる業者さんもいるのではないでしょうか?
今回の現場もおそらくそんな感じで清掃業者さんなどが、安易に塗ったのでしょう。
左の写真は遠くからなので分かりにくいかもしれませんが、右の施工中の写真では前に塗られていたコーティングが剥がれているのが分かります。
ケレンを当てるとそこら中ボロボロ剥がれます。(泣)
なぜこんなことがおこるのでしょうか?
答えは密着不良です。
写真ではわかりませんが、そこら中に塗膜に膨れが見られます。
この膨れているところはピンホールと呼ばれるごく小さい穴から、水が入り込んで密着していません。
話は最初に戻りますが、市販のお求めやすい価格で売っているトップコートは混ぜ物が多く、密着性能が低いものがほとんどです。
いわゆる塗料ですので、塗り伸ばしやすく設計されていますが、コンクリートの劣化を防ぐ防食という意味では性能に疑問が付きます。
コンクリートの表面を長期間保護するためには、高い密着性能とピンホールが出来にくい厚膜のトップコート樹脂が最適です。
しかし飲料用という条件と、短期間で確実に終わることができる材料は、ほとんどありません。(コンクリートの乾燥にも時間がかかりますし、一般的な材料ですとトップコート樹脂を塗ってからしっかりと時間をおいて、硬化させないと水に樹脂の臭いが付いてしまいます)
もちろん当社のトップコート樹脂では、これらの問題をすべてクリアーします。
①高い密着性
②厚膜による高い防食性能
③飲料用でも使用可能な高い安全性
④短期間で作業が終了できる
⑤無溶剤型の樹脂なので臭いがない
今回は商用ビルのため、土日を使って作業していきましたが、作業時間は貯水槽の大きさや形状、作業内容、季節(温度)によっても変わってきますので、お問い合わせください。
今回は地下に設置されているコンクリート製の受水槽です。
神奈川県の物件で、9室ほどの集合住宅です。
オーナーさんが業者に貯水槽清掃を頼んだところ、中がボロボロで作業できないとのことです。
下見に行ってみると、コンクリート製受水槽の内部の一番表面にある防水層のモルタルが剥がれています。
2㎡程の小ぶりな受水槽ですが、従来工法のポリエステル樹脂を使ったFRPライニングでは、最低でも5日間ほど期間が必要となるため、住人がいる集合住宅では不可能です。
方法としては仮設タンクを置く方法もあるのですが、費用が倍近くに跳ね上がります。
今回はもちろん、当社オリジナルの無溶剤型樹脂ライニングで、短期間で仕上げます。
今回は住人の方の理解もあったため、1日半(30時間程度)の作業時間をいただきましたが、どうしても難しい場合には、費用は若干上がりますが、12時間程度の施工も可能です。(大型の受水槽は無理です)
下地処理をきっちりして、ご覧のように見違えるようにきれいに衛生的になりました。
マンホールの蓋もご覧のように、防錆の処理をして仕上げます。
当然、予算がある場合には交換も出来るのですが、少しでも安く仕上げたい場合には有効な方法です。
ただし材料によっては剥がれが起きたり、場合によっては飲料水タンクには不向きな材料もありますので注意が必要です。(当社で使っているのは無溶剤型の樹脂です)
今回は費用も安く、短時間で補強工事まで含めた対策が出来たため、オーナーさんには非常に喜んでもらえました。