緊急!天井パネルが裂けています。

今回はホテルの高架水槽の補修です。

僕が伺った時には、天井のパネルが裂けて穴が開いている状態でした。

水漏れがひどく、天井パネルが壊れている方の水槽には、水を貯めることもできません。

R0011071.JPG

発注を待っている間に、鉄製のオーバーフロー管が倒れてきて、パネルが割れてしまって…。

ここまで壊れると、もうどうにもなりません。

冗談です、なんとかします。

天板にはすぐれものの、ステーを入れて、しっかりと引っ張って開きを止めます。

オーバーフロー管は軽い塩ビ製のものに交換です。

内部は特許技術の無溶剤ライニング で、断水なしで止水します

外側からも、天板とオーバー管のパネルを、無溶剤型樹脂ライニングで補強します。

仕上げはセラミックコーティングでトップコートして完成です。

あっ  他にボルト交換もしてました(笑)。

今回の原因は天井ボルトの錆が進んでしまった事です。

三菱製のパネルタンクですが、こんな風になるともうボルトの意味が無くなってきます。

この写真を見てピンときた方は、すぐに110番を(笑)  

ではなく、修理をしましょう。

とくに今回のように三菱製の古いタンクは、このようになっていることが多いので注意してください。

収縮が起きないライニング(地下埋設式タンク)

今回は一体型と呼ばれる、つなぎ目のないタンクの補修です。

神奈川県の相模原市に来ています。

水漏れを起こしているのですが、地下に埋まっているタンクのため、どこから漏れているのか判断が難しく、老朽化もしているので、全面ライニングとなります。

飲料用タンクですので、長期間の断水は出来ませんが、そこはクイックライニングの出番です。

最低限の断水で、安全に臭いも出さずに、施工を終わらせます。

円筒形のタンクが横になっていて、中央上部にマンホールがあり、まるで潜水艦のような構造です。

ご覧のようにびっくりするくらいきれいになりましたが、もちろん水漏れはバッチリ止まってます。

さらにタンク全体の強度も飛躍的に上げっています。

一般的に行われているポリエステル樹脂ライニングは収縮が起きるので、積層したライニング層が施工後に収縮して、躯体から剥がれてしまうトラブルが非常に多く起きています。

ポリエステル樹脂の場合、1〜3%収縮しますので、今回のような8mもある長いタンクの場合、8〜24cmも縮んでしまうことになります。

対策として区切って施工することで、縮む幅は狭く出来ますが、施工期間が長くなり費用が多くかかってしまいます。

もちろん当社のクイックライニングは収縮が一体起きない樹脂を採用していますので、躯体からライニング層が剥がれることなく、強度を維持し続けます。

現在は飲料用の埋設型タンクは減ってきていますが、飲料用以外の排水タンクや井水タンクなども修理できますのでご連絡ください。

高架水槽の補強工事

最近は高架水槽の補修や補強についての、お問い合わせが非常に多いです。

最近では受水槽や高架水槽を使わない、直結増圧給水工事を行うビルが増えてきていますが、費用の面で断念するケースや、配管の強度の面で高架水槽を残す場合も多くみられます。

建物が建ってから、30年以上たつと当然配管も老朽化します。

高架水槽を使って重力で水を送る方式から、ポンプで強制的に最上階まで上がる水圧をかける事になります。

この時に配管が水圧に耐えられない可能性がある場合などは、高架水槽を残して受水槽だけを無くす方法をとります。

こういった場合などは、高架水槽は古いまま使い続けることになるので、補強のお問い合わせをいただいたりします。

地震の際なんかには水槽に入っている水が、命綱なんで心配ではあるんですが…。

さて今回は東京都の新宿区にお邪魔してます。

コンクリート製の受水槽はなくして、高架水槽を補強して長く使いたいとのオーナーさんの意向です。

佐山製作所のパネルタンクです。

関東では結構シェアを持っていたので、いまだに多く残っています。

またパネルの作りもしっかりしているので、補修すればまだまだ使えるという事が多いです。

ただ、マンホールの内蓋のひび割れと、施錠金具の破損等が多いですね。

交換もできますので、お問い合わせください。

今回も、無溶剤の樹脂を使ったライニングを行ったので、8時間程度の断水で臭いもなく強い高架水槽になりました。

受水槽や高架水槽に使われているFRP表面には、新品の時にはゲルコート樹脂といわれるトップコート樹脂が塗られています。

特に佐山製作所や一部のメーカーの一体型といわれる水槽に、ゲルコート樹脂の剥がれが見られます。

これが結構くせもので、一部分から少しずつ、剥がれてどんどん広がっていってしまいます。

ちなみに佐山製作所のポンプとセットになった、一体型受水槽はこんな感じの水槽です。

内部はこんな感じで、剥がれが起きています。

普通の補修業者だとポリエステル樹脂を使った、内部全面FRPライニングを進めてくると思います。

ただし、非常にニオイのリスクが高い(当日に水を張るとほぼ必ず臭う)のと、結構手間がかかるので、金額的にも悩んでしまうような金額になってきます。

当社でも、昔はポリエステル樹脂を使った、FRPライニングをさんざんしてきましたので、この場合のリスクは本当によくわかっています。

どんなに気を付けて、段取り良く、早い作業をしても、水槽内に有機溶剤たっぷりの樹脂を全面にライニングしていったら、数時間で有機溶剤がすべて揮発するわけもなく、水に溶剤集が移ってしまいます

現在では無溶剤型のゲルコート樹脂の塗り替えという手法で補修しますので安全にもちろん1日断水で作業を終えることができます。(ほとんどこの手法を行える業者はいません。)

パネルの疲労が激しい場合などのときは、同時に補強もできますのでご相談ください。

今回も無事、補修が終わり、においのない水を送れるようになりました。

コンクリート製受水槽でお困りの方へ

コンクリート製受水槽の補修工法。

コンクリート製受水槽の数はかなり減ってきていますが、古くなってきた受水槽の直圧工事や新しい受水槽への入れ替えには、費用面と設置場所などの問題で、難しいという方も結構います。

かといって従来のFRPライニング工事も意外に費用も工期もかかります

工期が長くなれば当然、仮設受水槽も設置しなければいけません。

仮設受水槽を設置すれば、その分の費用も当然プラスになってきます。

では、なぜ従来のFRPライニング工法では、工期が長くなるのか?

簡単に言うと樹脂の問題です

従来のFRPライニングではポリエステル樹脂を使います。

このポリエステル樹脂が、溶剤をたくさん含んでいるので、しっかりと硬化させて、内部の溶剤分を飛ばすのに時間がかかるのです。

当社では無溶剤の樹脂を使ってライニングしていきますので、早い!

新開発した樹脂が従来工法のように剥がれが起こらず強い!

工期が短いので仮設受水槽が要らず、安い!

もちろん、無溶剤型の樹脂を使っていきますので安全!!

施工時間は大きさや気温、湿度にもよりますが、24時間程度です。

東京都、神奈川県、埼玉県、他 関東エリアのお客様も大丈夫です。

お気軽にメール、お電話でご相談ください。

経験の豊富さで補修する技術

千葉県市川市へお伺いしています。

今回の事例ですが、ドレン取出し口付近のFRPが取れてしまい、別の場所へドレンを移動したが漏水が発生したとの事です。

弊社が伺う前に別の業者様が奮闘してFRPライニングなどを行っても駄目だったみたいなので

弊社を頼って頂きました。

それでは内部を観ていきます。

赤丸印の二か所が補修した跡です。

センターが元のドレン箇所(FRPで埋めています。)

穴が開いてる箇所が新しいドレンです。

外側はどうなってるのでしょうか?

新しく作ったドレン管です。

パテなどで埋めてます。(漏水してるので再度色々と試した痕跡があります)

ここで前回施工した業者様とお話しが出来たので色々と対策が見えていました。

そこで弊社が考えて方法は元の場所に再度ドレンを構築する案です。

これには条件があるのですが!

ドレン部FRP破損して取れた欠片はある事!

これが一番重要になります。

そして欠片は存在しているとの事なので・・・作業を始めていきます。

作業工程は

①ここまで直した施工部を綺麗に切除(下地処理)

②新しく作ったドレンを埋める

③破損した欠片を元に戻すライニング

④ドレンの取付

それではどんな風に作業をしたか観ていきましょう!

プライマーが効いていないので簡単に施工した箇所が復元出来ました。

新しく作ったドレン箇所は切除しました。

ここで破片を元に戻しパテ埋めをします。

底なので水圧を考慮して厚めにFRPを構築

ドレンフランジを取付ける穴を開けてます。

外部もFRPにてシッカリと補修して完成です。

なかなか別の場所にドレンを取るのは構造上、難しいです。

どうしても取るなら漏水がしない箇所を選定しないとこのように漏水してしまいます。

破損した破片などは出来るだけ保管しておくと補修費などは抑えられます!

悩まずにご相談くださいませ。

古い貯水槽などは部品がありません。

小田原市へ伺っています。

今回の現場は高架水槽の点検口(マンホールハッチ)の根元が折れ

脱落した際に蓋に亀裂が入ったと連絡があり訪問致しました。

蓋を取付けてるヒンジ金具が劣化で折れてしまって脱落したのが原因です。

根元が折れてしまってます。

まずは蓋を新品に交換するか、補修するかになりますが、純正品は市場にはありませんので補修する方向性になります。

蓋を取外しゴミが入らない様に点検口にはビニール養生をして、会社倉庫へ持ち帰ります。

表と裏に亀裂があります。

FRPライニングを表と裏に2プライづつ積層し最後に劣化防止コーティングを外側だけ塗布して完成!

                       完成!

蓋の補修は終わりましたので現場に行き取付ける必要があります。

早速現場へ向かいます。

壊れたヒンジを交換して取付けていきます。

ヒンジ部品 

ヒンジ取付中

                    マンホールパッキン
                       完成

蓋の裏側は亀裂の跡が透明なので見えていますが、シッカリとFRPで補修されています

本当は綺麗に塗装するのがいいのですが、水質適合品を使うとコストの問題で今回は

そのままに・・・・

この様にタンクメーカーでも最近は部品が無い物なども多く補修しないといけない場合もあります。

悩む前にご相談くださいませ。

トップコート樹脂の塗り直し

受水槽や高架水槽に使われているFRP表面には、新品の時にはゲルコート樹脂といわれるトップコート樹脂が塗られています。

特に荏原製作所や一部のメーカーの一体型といわれる水槽に、ゲルコート樹脂の剥がれが見られます。

これが結構くせもので、一部分から少しずつ、剥がれてどんどん広がっていってしまいます。

ちなみに荏原製作所のポンプとセットになった、一体型受水槽はこんな感じの水槽です。

ittaigata653.JPG

内部はこんな感じで、剥がれが起きています。

ittaigat654.JPG

普通の補修業者だとポリエステル樹脂を使った、内部全面FRPライニングを進めてくると思います。

ただし、非常にニオイのリスクが高い(当日に水を張るとほぼ必ず臭う)のと、結構手間がかかるので、金額的にも悩んでしまうような金額になってきます。

当社でも、昔はポリエステル樹脂を使った、FRPライニングをさんざんしてきましたので、この場合のリスクは本当によくわかっています。

どんなに気を付けて、段取り良く、早い作業をしても、水槽内に有機溶剤たっぷりの樹脂を全面にライニングしていったら、数時間で有機溶剤がすべて揮発するわけもなく、水に溶剤集が移ってしまいます

現在では無溶剤型のゲルコート樹脂の塗り替えという手法で補修しますので安全にもちろん1日断水で作業を終えることができます。(ほとんどこの手法を行える業者はいません。)

ittaigata656.JPG

パネルの疲労が激しい場合などのときは、同時に補強もできますのでご相談ください。

意外と簡単に直せる事例(ドレン編)

東京都練馬区へお伺いしております。

こちらの施設は屋上に高架水槽が2基あります。

その内の1基がドレンバルブよりサビの腐食が原因で折れてしまっています。

これでは水が貯めれません。

幸い2基あったので長期断水は回避できました。

しかし根元から腐食しているので既存の取出し口は外さないと使えません。

しかし取出し口のネジ山も腐食により回らないと業者が言ったそうです。

こうなると、一般的な設備屋さんでは作業不能になってしまいます。

そこで弊社を頼って頂きました。

今回の場合の施工内容は

①外れない取出し口はFRPで埋めてしまいます。

②底面のフラットな箇所に新しいドレンを作る。

これで貯水槽は使えるようになります。

それでは内部から補修を始めます。

この取出し口が外れないのでFRPでライニングします。

こちらがFRPで埋めた後です(水圧も考慮して厚くしました)

これで取出し口の処理は終わりました。

今度は新しくドレンを作らないといけません。

取出し口ではなくフランジを取付ます。(穴開け最中)

今回は何故フランジにしたのかと言いますと、最近の取出し口のパッキンが弱く漏水の原因が

有るからです。

フランジを取付バルブを付けて完成しました。

この様にFRPで外れない箇所を埋めてしまうのも一つ手段です。

これは入替かなぁ・・・ そう考える前に相談してください。

現場調査・診断は無料です。

凹んだFRP天井部の補修

とある公共施設に伺っています。

今回は天井部が凹んでしまった受水槽で三菱製FRPパネルタンクです。

さてどんな風になってしまったのか・・・

 逆に凹んでいます。          内部から見ると

ここに雨水が溜まり不衛生です また亀裂も入っていますので内部に雨水が侵入なんで事も

十分な考えられます。

では何故この様に凹んでしまうのでしょうか?

それは槽内な溜まった水を送り込む時に空気を槽内へ吸い込む事ができず槽内気圧が少なくなり

内側に引っ張る圧力が掛かったからです。

通常はシッカリと通気が行われてるので問題ありませんが

何かの原因で通気管が塞がれたり、オーバーフロー管が詰まったりで

起こる恐れがあります。

それでは、凹んだFRPを補修していきます。

まずは、凹んだFRPを元に戻します。

あまり大きな力を掛けると大きく破損してしまいますし、慎重すぎると硬くて戻りません。

凹みが戻りましたら外部と内部からFRP樹脂ライニングを行います。

外部から  

                      内部から

これで補強されたので、また凹む事はありません。

外部は劣化防止コーティングを行い再構築したFRPを守ります。

                 施工後 綺麗に仕上がりました。

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