今回は県営施設の受水槽の清掃点検です。
この貯水槽は2槽式の受水槽で、縦4メートル、横5メートル(2.5mと2.5mの2槽に分かれている)高さ2.5メートル容量50トンと大型の受水槽です。
受水槽の大きさは通常、水槽全体の大きさを言いますが、他に有効容量といういい方もあります。
大きさや容量といった場合、縦×横×高さの事です。
貯水槽の清掃の場合は水槽内を全部洗うので、この全体の大きさの事を言います。
有効容量とは、実際に水の使える容量で、水が満水になった水位からポンプの停止する水位(配管の少し上)までのことで、実際に蛇口から使える水の量を言います。
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話はもどって今回の受水槽ですが、設置から20年以上が経過し、パッキンなどが劣化しています。
パネルとパネルの間に入ったパッキンが、ボロボロになってあちこちに落ちています。
またパネルのつなぎ目に、水漏れの予防のために施工されているコーキングのようなものがあちこち剥がれています。
このコーキングのようなものは貯水槽設置時に施工される場合と、水漏れした場合などに後から施工される場合があります。
上の写真のように施工から年数が経過すると剥がれてしまいます。
またコーキングのような柔らかいものなので補強にはなりません。
施工する時には、このあたりを頭に入れて検討する必要があります。
今回の受水槽清掃では、パッキン材の破片の処理を注意して行いました。