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今回はマンションの高架水槽の内部補強工事です。

日立製のパネルタンクで、水漏れは特にありませんが、補強のために内部のライニングを行いました。

大きさはさまざまですが、四角いパネルを組み合わせてボルト締めする貯水槽をパネルタンクと言います。

パネルタンクの内部補強の場合、通常はパネル接合部と呼ばれるパネルとパネルのつなぎ目をFRPライニングします。

パネルタンクは一体型と比べFRPが厚く変形などが起こりにくいのですが、ボルト止めしてあるパネル接合部から水漏れが起きたり、水圧の負荷もこの接合部に掛かりやすく、パネルの割れなども起こりやすい部位だからです。

このためパネルタンクの弱点はパネルの接合部だと言えます。

パネルタンクの不具合は、この接合部付近の場合が特に多く見られます。

このパネル接合部をFRPライニングによって補強することによって、パネルタンクの弱点を解消し、さらに貯水槽全体の強度を上げることになります。

ただし、それにはしっかりとした技術と使用材料の良し悪しが大きくかかわってきます。

パネル接合部のFRPライニングを同じようにしても、技術が稚拙だったり、分子結合剤を使用しないような工法で施工しても、5年後に剥がれが起きてくるような施工であれば全く意味の無いものになってしまいます。

水漏れは起こっていないが、耐用年数の15年が過ぎている場合など多くみかけます。

日々劣化は進んでいるので、早めの点検がおススメです。

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