極端に水位が低い受水槽は・・・
久々に山梨県に帰ってまいりました。
山梨県民の皆さん・・・対応が遅くなり申し訳御座いませんでした。
さて、甲府市にあるビルの受水槽を現場調査に伺いました。
そこでステンレスにサビが発生していたのでご報告したいと思います。
今回のサビは受水槽の槽内に発生しています。
この部品はステーボルトと言います。
ステンレス304(SUS)で構成されていますが、基本サビに強いのでサビが発生する恐れは低いです。
では何故サビが発生するのでしょうか?
それは次の写真に答えがあります。
ボールタップの取付けてある位置に注目です。
もの凄く低くと思いませんか?
これが初期段階からとは思えません・・・
だとしたら、低くした原因があるはずです。
今回は原因の事には言及しませんが、この低いボールタップが気相部を大きくし
通常は水の中にあるステーボルトを塩素ガスの充満している気相部へと出してしまっている
のが原因です。
この様にボールタップ(副管)を長くするのは限度があり、気相部を大きくすると
色々な支障も出てきます。
①サビの問題
②通常は水の中にあるパッキン材の乾燥
③その他
このように気相部はステンレスさえサビが出る要素があります。
例えば、水の使用量が少なくなったから受水槽の水量を減らそうとか思っても
簡単に行うのは控えてください。
弊社では無料診断も行っておりますのでご相談くださいませ。