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原因を消去法突き止める

埼玉県のとあるマンションへ伺っています。

伺った理由は水道から濁った水が出てくるとの相談です。

よくよく話を聞いていくと・・・

そんな症状が起こる時は雨の日と翌日

また大雨の時に発生するらしい・・・

そこで水道関係を色々調べていきます。

それではこちらのマンション水道関係を載せていきます。

① RC(コンクリート)製 埋設受水槽がマンション下に存在する。

② もともとは高架水槽が存在したが直圧式にポンプユニット交換し高架水槽を撤去した。

③ RC水槽近くの外に手洗い場があり、排水管が近くにある。

そんな感じでロケーションの確認をしていきます。

それでは受水槽から調べていきます。

この日は雨でもなく受水槽内部に汚れなどは見当たらない

そこで高架水槽の跡地を確認に屋上・・・

なんとそこにはプールが存在していた(汗

鉄骨が見えますがこの上に高架水槽が元々あったとの事です。

排水口があるのですが雑草の根で塞いでしまって雨水が逃げる事が出来ず

プールを作っていました。

また、この下に建物シャフトがあり位置関係を調べると受水槽が真下にある感じです。

電気関係のパイプや受水槽からの送水パイプも剥き出しになっていますので

大雨になるとプールの水量が増えて受水槽へ侵入してると判断出来ました。

そこで受水槽を断水して中を見る必要性が発生しました。

天井をみるとシャフト開口部が剥き出しであります。

これって・・・構造上の設計ミスでしょ??

そんな風にも思えるショッキングな状態に絶句

今回の水道から出る水は屋上の水溜りが水量を増すとシャフト開口部を伝い受水槽内へ

あの水が入ってきてる・・・恐ろしい

そこでRC内部を完全に密封する必要性が出ました。

入居者の方々に安全な水を提供しないと行けません。

そこでピュアポリウレアの吹付けを行い槽内を一体化させます。

まずは工期が長くなるので仮設受水槽を設置します。

 ここから長い闘いが始まります。

まずはRC槽内の乾燥から始まります。 新鮮な空気を送風機で挿入しながら

表面乾燥まで行います。

次に問題のシャフト開口部を塞ぎます。

少し大きめのサイズでFRPの板を作りアンカー処理にて固定します。

RC槽内も経年劣化でボコボコと痛んでいるので樹脂モルタルにて整形していきます。

ここからRC躯体に含んでる水分が浮き上がらなように特殊なプライマーを塗布していきます。

因みにこのプライマーの養生時間は36時間

長いので別の現場での作業をして帰ってきました(笑)

さて、ここまで7日掛かってます。

ここからピュアポリウレアを吹き付けていきます。

槽内全体にピュアポリウレア材を吹付けていきます。

2mm厚に吹付けて槽内を一体にして外部からの水が侵入しない様に被膜を作ります。

 ピュアポリウレア材で塗膜の完成です。

RCは工期が掛かりますがRCとの相性はバッチリです。

またFRPライニングも出来ますが、RCとの密着はイマイチです。

ピュアポリウレア材の劣化は40年後とも言います(メーカー発表)

これからポリウレア補修も増えてきますので現場により

ポリウレア工法もお勧めしていきます。