水漏れが起きているのは、上の写真の部分も含めて4個所です。
原因は、パネルとパネルの間にはさみこんであるパッキンが、耐用年数の15年を過ぎ、硬くなって止水効果が低下したためと思われます。
貯水槽の内部をのぞきこんで見ると、壁面の上の方に何やら黒いものが付いています。
手前の白い補強材がじゃまで見にくいのですが、奥に黒いゴミのようなものがたくさん付いています。
この外側を見るとこんな感じです。
少し枯れ葉などのゴミがありますが、特に変わった様子はないように見えます。
では上の写真の水槽内にある黒いものは何なのでしょうか?
実は天井のパッキンに隙間が出来て水槽内にゴミが入り込んでいるのです。
天井部分のパネルとパネルの間に入っているパッキンは、常に乾燥状態にあるため、底や側面に使われているパッキンよりも早く劣化する傾向があります。
底や側面のパッキンの劣化は、水漏れが起きるのですぐに誰かが気が付きますが、天井部のパッキンの劣化は、水漏れなどには関係がないためなかなか気が付きません。
「あなたも知らず知らずの間に、ゴミが混じった水を飲んでいるかも知れません…。」
なーんて おどしのような事を言いましたが、現実に雨水が貯水槽内に入るという事は、雨水と共にゴミや細菌、貯水槽の上に蓄積している物などが水槽内に入っていることになります。
こういった事は多くの貯水槽で見られます。
「とりあえず水漏れしてないから点検はいいや」なんて言わずに、何か起こってしまう前に無料点検を受けましょう。