今回は雑居ビルの受水槽の清掃です。
今回は受水槽と高架水槽の両方が設置されています。
受水槽を清掃している間は、高架水槽の水があるため断水にはなりません。
受水槽を清掃し、ある程度受水槽に水を貯めてから高架水槽へ向かいます。
高架水槽を清掃している間は断水になりますが、通常受水槽より高架水槽の方が容量が小さいため断水時間は少なくてすみます。
上の写真は天井部のボルトナットの錆を撮影した写真ですが、グレーの塩ビ製の板が右側に取り付けられています。
サビがひどいので指摘のために撮った写真ですが、グレーの板はなんでしょうか?
マンホールのすぐ下に取り付けられ、非常にじゃまです。
実はこれ清流壁と言って、水が貯水槽に入るときに水面の波打ちを最小限に抑えるために取り付けられています。
水面が波打つとボールタップと言われる給水装置の浮き玉が上下に動き、水が出る、止まるの動きが繰り返されます。
これによって給水装置の故障などが引き起こされます。
このためこのような清流壁が取り付けられていますが、何しろじゃまです。
マンホールから内部の様子は見えないし、清掃するにもじゃまです。
でも付いている物はしかたない、給水装置のためにがまんして清掃点検しましょう。