今回は高等学校に伺いました。
工事内容は受水槽の天井パネルの補強工事です。
外部工事のため断水なしで作業を行う事が出来ます。
天井部分のパネルのとパネルの間にはパッキンが入っていて、水槽の中に外部から雨水やゴミなどが入らないようになっています。
ですが、このパッキンの劣化によって内部に水がじゃぶじゃぶ入っている事がよくあります。
設置から10年を過ぎた貯水槽では、よく見られます。
設置から20年たっていれば、ほとんどのパネルタンクで外部の水が飲料水中に入っているとみていいでしょう。
きれいな水が水槽内に入るのならいいのですが、汚れた雨水や貯水槽の上のゴミもいっしょに水槽内に入ることになります。
だから声を大にして言いたい。
「天井部のパネルを補強することでパネルのつなぎ目が無くなり、槽内に雨水やゴミの侵入を防ぐ事ができますよ!」と。
もちろん天井パネル自体の補強にもなります。
左の写真はFRPを貼り付け、内部の泡を抜いているところです。
パネルの形状に合わせ、成型してしていきます。
この作業は、のろのろしていると固まってくるので時間との戦いになります。
天井パネル全面にFRPライニングをして、その後コーティング2槽塗って仕上げました。