工場にある受水槽です。
先日から何日かに分けて2槽の水漏れ修理を行いました。
変わった作りで向かって左側の受水槽に給水され、連通管で左側の受水槽へ水が行き、左側の受水槽からポンプに水を送っています。
2槽に分かれている意味がないような気がしますが…。
水槽内部を清掃し、下地処理を行い、いよいよ分子結合剤を塗っていきます。
これを塗らないとすぐに貼り付けたFRPが剥がれてしまいます。
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右の写真がライニング後です。
パネルとパネルのつなぎ目にFRPを貼り付けてあります。
FRPはガラス繊維と樹脂から出来ています。
ガラス繊維をマットにしたものを使い、これを3層重ねていきます。
通常このガラスマットを重ねる枚数を〜プライと言います。
1枚なら1プライ、2枚なら2プライ、3枚なら3プライという感じです。
ガラスマットの枚数が増えるほど強度が上がります。
ですが材料の使用量も比例して増えますので施工単価も上がっていきます。
「どうも安いと思ったらガラスマットの枚数が少なかった」なんて事がありますので要注意です。
話は戻って今回の受水槽ですが、内部の接合部をガラスマット3プライでのFRPライニングを施工し、水漏れの防止と貯水槽全体の補強になりました。
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